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配偶者控除・103万円の壁

   

主婦が働く上での1つめの壁と言われている「103万の壁

これってつまり、配偶者控除が使えるかどうかの分け目ラインなんですね。

では、配偶者控除っていったいどんなものなんでしょうか。

 

配偶者控除って何?

ここでは、

・旦那さんが会社員

・ママが給与収入(給与以外に収入なし)

・2017年2月現在

という場合を想定して。

 

配偶者控除というのは、配偶者(ここでは主婦であるママ)の年収が103万円以下の場合、

旦那さんの所得から儲けている部分を、少し控除しますよーというもの。

控除されると課税対象額が減るので、税金面でグッと額が抑えられるんですね。

 

なぜ103万円?

で、なぜに103万円?と。

ここでまず、配偶者控除が使えるための要件を一覧にしてみます。

・民法の規定による配偶者であること(内縁関係の人は該当しません。)。

・納税者と生計を一にしていること。

年間の合計所得額が38万円以下であること。
(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)

・青色申告の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないこと

又は白色申告者の事業専従者でないこと。

引用:国税庁『配偶者控除』

ここで覚えておくのが、『年間の合計所得額が38万円以下』という文言。

そして同じく国税庁の給与所得控除の欄には

年収が180万円以下の場合、収入金額×40%を給与控除

ただし65万円に満たない場合は、65万円控除する

参考引用:国税庁『給与所得控除』

つまり、給与所得控除がなされた後の収入額が38万円であれば

配偶者控除の条件に当てはまることができるという。

その38万円と65万円を足した金額が103万円で、

これを越してしまうと配偶者控除が使えなくなるラインなんですね。

 

主婦の問題は配偶者控除だけではない

配偶者控除がなくなることも、主婦にとっては「うーん…」というところなんですが、

税金面だけではないですよね。

会社の福利厚生(例えば家賃補助など)も、

配偶者控除のラインを超えてしまうと使えなくなるものも多くあります。

わが家の場合もそうで、配偶者控除が使えなくなると、家賃補助額が大幅に減ります。

 

「主婦の働く気持ちにストップをかけてしまう」として、

103万円を150万円まで引き上げるための改正も行われようとしていますが、

税金面だけでなく旦那さんの会社事情も気にしておきたいところ。

今の家庭環境に合わせて、一番良い働き方を探すきっかけになるかもですね。

 

 - 主婦の再就職に必要な用語集