主婦の仕事復帰に有利な資格はある?資格取得は必須ではない。希望職種と必要性を考えよう
2018/02/07
「仕事復帰するから、有利な資格を取ろう」
キャリア形成として仕事復帰を望んでいる場合などは特に、
仕事を探す前に資格を取ってからにしよう、と思うものですよね。
たしかに、資格があるほうが就職に有利な場合もありますが、実際のところ、主婦の再就職に資格って必須なんでしょうか。
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目次
主婦が仕事を始めるのに資格はいるのか?
通信講座の「ユーキャン」によると、人気資格は
資格のTACでの女性に人気の資格ランキングは
一方で、実務経験がない「未経験」であっても採用されやすい資格は、
1位 TOEIC
2位 簿記(2級レベル)
3位 マイクロオフィススペシャリスト(MOS)
4位 宅地建物取引士
5位 情報処理技術者試験/ITパスポート試験
「元々得意」という方を除くと、
どれもけっこうハードルが高い難関試験であることが多いですよね。
「資格を取ろう」は考え方次第では落とし穴になる
再就職したいから資格を取る。
これってすごくまっとうな考え方に見えるけど、
一度出産で退職してブランクがある主婦に関しては一概には言えない部分もあります。
会社が欲しいのは資格ではない場合もある
資格にはいろいろあって、「その現場に一名以上資格保持者がいなくてはいけない」
こういう資格もあります。
そういう場合は、資格を持っていることが有利になる場合も多いと思います。
でも、会社が必要なのは「資格」ではないこともありますよね。
数年前のマイナビニュースでは、
即戦力になるなら資格はいらない。
という記事も出ていたことがあります。
資格は何がなんでも取らなくては!という時代ではなくなってきてるんですね。
取得までの時間と、自分の年齢
一般的に、就職に有利になるほどの資格は、
誰でも取ることができるわけではない難関試験であることが多いです。
宅建や社労士なんて、昔に比べてずいぶん難しくなっています。
取得できたらきっと、大きな武器になるとは思うものの、
取得するまでにとても長い時間がかかる可能性もあります。
1年で取れたらいいけど、もし5年かかったら?
いつまで働きに出られないのか、取得までのゴールが見えないってことも。
主婦のアピールポイントは資格以外にもある。見えない特技を知ろう
例えば、同じ年齢で同じ職歴だったとしたら、
その業務に必要な資格を持っている人のほうが採用されやすいかもしれません。
でも、そういうのって本当にレアなケース。
資格の有無によってだけで、採用が決まることってないと思うんですよ。
医師とかそういう特別な国家資格は別ですけど。
主婦のアピールポイントは、資格だけじゃないですよね。
若い頃に比べると忍耐強くもなりますし、
周りの状況を読みやすく、気遣いをしやすくなっているんじゃないかと思います。
ミドル世代の女性は自信過剰になる方がいる一方で、
気遣いや周りとの調和能力がたけている方も多い。
参考引用:『煌めくミドルと諦めミドル』橘田佳音利著
そういう職務経歴書に書けない部分こそ、
会社が主婦層に求めることなんじゃないかって思ったりもするんですよね。
資格は役に立たない?そんなことはないけどそれだけでもない
「主婦におすすめの資格はこれ!」という情報がある一方で
「主婦の再就職に資格は必要じゃない」という情報もあるという。
どっちが本当なのかは分からないですが、
「この仕事をやりたい!」というベースのないままで
資格だけを取るというのがダメなんじゃないかと思います。
昔はよくありましたよね、資格マニア的な。
統一感のない資格は、結局中途半端な印象しかないのかもしれません。
ですが、資格は「自分が今できること」を表す指標でもあります。
事務の仕事をしたいと思う人が、
パソコン関係の資格を持っていれば、「これくらいできる」が分かります。
面接でわざわざ言わなくても、相手に伝わります。
そういう点では、資格のメリットってまだまだ多いと思うんですね。
でもだからといって、資格がないとダメなのかっていうとそうでもない。
「あればいいけど、なかったらダメなものでもない」
決して必須とかではなく、就業時期をずらしてまで取るものでもないと思います。
・あと1年は働けないから、その間に資格を取ろう
・就職活動の合間に、やりたい仕事に関する資格勉強もしよう
このくらいの気持ちでいいのではないかともいます。
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