小1の壁だけじゃない!働く母親にはいくつの壁がある?不安…でも子どもは成長する
2017/07/19
働くママにぶち当たる壁として有名な「小1の壁」
これは保育園と小学校では子どもを預かるしくみ自体が違うということから、
「今までと同じようにはいかなくなった!」
「なんだか働きにくくなった!」
と、母親の働き方の変更を考えざるを得ない岐路にたたされるというもの。
でも実は、働くママにとっての「壁」って小1だけではないんですよね。
働く母親にとっての「壁」をまとめてみました。
目次
働くママには壁がある?家族のこと子どものこと、状況が変われば悩みも変わる
復帰の壁
・産休、育休をへて職場復帰する場合
・一度退職はしたが、また仕事復帰する場合
どちらにも当てはまるのが「復帰の壁」
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保育園探し
大都市圏では常に待機児童が問題になっている保育園。
正社員の育休中でも保育園入園ができない場合や、
無認可保育園でも待機児童がいっぱいになっていて入れない場合も。
ただこれは、地域による差が大きいんじゃないかなとも思います。
私が第一子出産のときに住んでいた地域は、大都市圏から少し離れた住宅地。
幸運にも「選ばなければ保育園には入園できる」という状況でした。
(人気のある園は全く無理でしたけど)
それでも保育園はいくつも見学したし、生後すぐから区役所に相談に行きました。
当時は
「保育園に入れたいなら出産月を考えて妊娠しなきゃ」
とか言われたものですが(ほっとけ)、最近はその傾向がもっと強いのかもです。
ブランクや両立の不安
私の場合、第一子のときは仕事復帰の日付が決まっていました。(誰でもか)
「まだ半年あるわー」のときは、まだリラックスモード。子育てバンザイ。
「あと3ヶ月で復帰だ…」
このくらいのときが一番、ブランクや両立、子どもへの罪悪感がピークでした。
私、やっていけるのか…?そもそも、この子置いて行くほどの仕事なのか…?
もやもやして、なぜか泣いちゃったりとかして、かなり情緒不安定に。
「あと3日間で復帰だ」
このくらいまで復帰日が近づいてくると、吹っ切れてがぜんやる気に。
まぁいろいろあるけど何とかなるでしょ、と思えるようになりました。
何でかは分からないけど、女性は得意ですよね、腹をくくるの。
イヤイヤ期の壁
第一次反抗期と呼ばれる2歳前後。
イヤイヤ期ですよね。ここにも働く母親の壁があるとか。
うーん、そう言われてみれば大変だったような、でも今思うと微笑ましいような、ですが。
保育園に送るのが大変だった
保育園からの帰りはいいんです。
お家に帰るだけなので、「イヤイヤ」言うならある程度は付き合ってました。
問題は、朝保育園に送るときのイヤイヤ。
うちの子が行っていた保育園は、自転車じゃないと行けない距離だったんですね。
でも日によって自転車を嫌がるわけです。
うむ。それはいい。嫌なときもあるだろう。
でも、私の抱っこひもも嫌がるし、保育園方面に歩くのもイヤ。
(´・ω・`) 待ってくれ、私今から仕事があるんだよ。電車乗り遅れたら遅刻なんだよ。
雨の日にね、お昼寝布団持ってね。
自転車に乗らない子を片手で抱っこして、もう一方の片手で傘さして自転車押して。
最終的に、保育園に行く前に飴をなめさせるという暴挙に。
「飴は4歳からにしようと思ってたのになぁ。専業主婦だったらなぁ。」
とか思って、ちょっと悲しくなるの巻。
朝の支度は時間がかかる!寝る前に着せとけ
イヤイヤ期は特に、朝の用意がすごく時間がかかります。
かからないですか?着たくないとか言って。
当時私もよく悩んでいて、どっかの質問サイトにのっていた方法を真似していました。
「お風呂上がりに、明日着ていく服を着せて寝ればいいじゃん。」
これは非常にスムーズでした。
ちょっと罪悪感はありましたけど、まぁ今のうちだけだと思って。
小1の壁
うちは「保育園→小学校」ではないですし、この時期はすでに在宅勤務です。
だからガチ小1の壁は体験してないんですけど、
それでもやっぱり小学校に入学すると、楽になる面もありますが不便な面もあります。
・入学したては1ヶ月近く給食前に帰ってくる。
・そのうち数週間は、お迎えが必須。
・精神的に年長と1年生の差はほとんどない。
・長期休みがかなりガチである。(お弁当負担)
・学校行事で半日帰りや振替休日が多い。
小学生になったからといってすぐに子どもが独り立ちするわけでもなく、
親としては不安な部分が多いのに、保育園ほど融通はききません。
保護者の負担が増えることも多く、働き方を変えざるを得ないことも。
子どもは子どもで、宿題や留守番など、自己管理部分が増える。
「他の子は放課後に公園で遊んでるのに…」
専業主婦家庭の子と比べるようになるのもこの時期かなと思います。
放課後教室の利用も視野に入れる
市町村によっては、学校内に放課後教室を設置しているところも。
これは市が委託している業者が、放課後児童を預かるというもの。
行事やイベント、講座などが開かれている場合もあります。
放課後教室の利点は、親が働いてない子でも利用できるってところ。
いつもは学童に行っちゃうので遊べない友達とも、
「今日は一緒に放課後教室に行こう!」と約束できるんですよね。
放課後教室は学童ほど預かり時間が長くないですし(私の地域では6時まで)
土曜日の預け初めの時間も遅いです。(私の地域は9時から)
でも、子どもの「あの子と遊びたい欲」は解消されるかもしれません。
もちろん、仕事時間の都合がつけばって条件付きですけど。
思春期の壁
こちらはまだ私にとっては未知の世界です。
ですが、先輩ママに聞くとこの壁もけっこう分厚いそうで…。今から戦々恐々。
早い子は小学校中学年くらいから、一般的には高学年くらいでしょうか。
体が大人になる準備を終え、心も複雑な時期に突入します。
友達関係のことでの悩みや問題が増えたり、学校での態度が変わってきたり。
親子関係も少しづつ変わってくる頃でしょうか。
仕事をしていると、子どもの放課後の過ごし方を把握できない部分もあります。
どういうふうに子どものケアをしていくのか。
どういうふうに、親離れや子離れをしていくのか。
心のケアが必要な時期なのかもしれません。
介護の壁
30代前後で出産していれば、
ちょうど自分が40代から50代になったときに出てくる「介護の壁」
私の場合は、私が高齢出産で生まれた子どもなので、
もうすぐ「介護の壁」が出てくるころかなぁと思います。
実家が遠方の場合、介護と仕事の両立が難しくなってくることも。
このときもまた、働き方を考えなくてはいけない時期です。
制度としては介護休業などがあります。
≫≫介護休業
どこの会社でも簡単に取れると思うほど楽観的ではいられないけど、
介護の壁に直面したときはこんな制度の利用を考えるといいかもです。
親が不安でも子どもは育つ。最終的には成長を信じる
子どもが大きくなるにつれて、働く母親の状況も変わっていきます。
小学校はPTAもありますし、保護者の出番も多くなります。
中学校に入ったら、人間関係のことで悩み始めるかもしれません。
今から不安になることも多くて、取り越し苦労かもと思っても、それでも心配。
そんなことってありますよね。
それでも、子どもはきちんと成長しながら大きくなっていくのだと思います。
「母親が常にそばにいればいいのか?」ってそういうわけでもないですしね。
こういう「壁」って、制度上の問題であることも多いので、
勤務先によっては全く感じずに働ける場合もあるんでしょう。
でももしそうじゃなくても、働く母親をサポートする機関って増えています。
「働く母親でいること」を選んだら、その道をできるだけすんなりと歩けるように。
「働き方を変えること」を選んだら、そのことで後悔しない道であるように。
と、思います。