主婦の派遣ってどうなの?就職失敗から派遣登録した私が今、率直に思うこと
2017/07/19
こちらでも詳しく書いてあるんですが、
≫≫私の職歴まとめ
私は新卒のときの就職に失敗してまして、第二新卒のときに派遣を利用しています。
当時はまだ新しかった「紹介予定派遣」というのを使いました。
で今「派遣使おうかなぁどうしようかなぁ」という方に向けて、
私がそのとき感じた率直な思いを、まるでチラシの裏みたいに思いつくままに書いてみようかと。
目次
初めて派遣に登録したときに思ったこと。担当がいてくれることのありがたさ
前述したように、私が大学のときの就職活動をして失敗して、
そのあとに派遣を利用しています。
≫≫人材派遣って何?
だから一応、「一般的な就職活動」についての経験もあるんですね。
んでそれを踏まえまして、です。
さあ!思っていたことを書きなぐっていきますよーヽ(・∀・)ノ
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担当がいることが身にしみる。本音が言えると仕事探しは楽になる
普通の就職活動と派遣登録の大きな違いは、
「自分と派遣先(勤務したい先)との間に担当者がいる」ってことでしょうか。
派遣には営業さん(派遣先との交渉など)とコーディネーターさん(派遣登録者との相談業務など)がいます。
この二つを兼任している方もいますが、
第二新卒を対象にしている場合、二つの業務は別々になっている場合が多いです。
私の場合も企業への交渉する方と、私と話をする方は別でした。
最初の派遣登録のとき、お話するのはもちろんコーディネーターさんです。
軽い面接のような感じで進んでいくんですが、
やっぱり「就職面接」ではないので本音を言うことができます。
(もちろん突飛すぎることは言えないですけど)
派遣登録時の私とコーディネーターさんの会話
新卒入社した会社は、いわゆるブラック企業でした。
派遣登録のときには当然、
「なんでやめたの?」という質問がありました。
私は1社目をすぐに退職しているので、この質問に対して警戒心が強かったんですよね。
(´・ω・`) 下手に答えたら紹介してもらえなくなるぞ…
でもこのときのコーディネーターさんは、
「私は面接官ではないから正直に答えてもいいんですよ。安心して大丈夫です。」と。
まだ若い頃だったので、たどたどしいながらも正直な気持ちを伝えました。
すると
「間違った選択ではないと思う。次は納得できる会社を一緒に選んでいきましょう」
と言ってくれました。
また失敗してしまうのが怖いって私の気持ちもふんでくれたんですね。
就職させようと思ってくれる人がいるってすごい
結局私は、その人が紹介してくれた1つめの会社に派遣として勤務が決まり、
正社員になったあと約7年間勤務することになります。
「自分を就職させようとしてくれる人がいる」というのはスゴイです。
派遣会社の人は私の派遣先が決まることで手数料が入りますし、
正社員として登用されるとその分、また手数料が入ります。
納得のいく会社を見つけるということは、双方にメリットのあることなんですよね。
・どうやったらその会社が自分に向いているかどうかが判断できるか
・どのような会社なら長期間働くことができるか
そういう私のメンタル部分のことから
・面接官の人柄
・答えにくい質問に対してどのように答えていくか
実技的な部分まで、何度も面談を重ねました。
第二新卒だったからということもあるのかもしれませんが、
困ったことや悩んでいること、不安に思っていることを、事情が分かっている人に相談できる。
これはものすごく心強いものです。
勤務開始後も面談がある。不安や不満を吐き出すこともできる
勤務を開始したあとも、数回の面談がありました。
このときの面談相手はコーディネーターさんではなく、企業担当の営業さんです。
私の場合は2ヶ月に1度、勤務先まで会いに来てくれました。
私と話して上司と話して、その後に3人で話して帰っていきます。
そのときに、不安に思っていることは聞くことができるし、なんなら不満点も言える。
派遣って、日常業務の指示命令は派遣先企業ですが、
在籍しているのは派遣会社という、ちょっと変わっている状況です。
だからこその困った場面ってちょくちょく出てくるんですよね。
直属の上司にはちょっと聞きづらい。
でも営業担当さんなら、なんでも聞きやすい。
派遣会社の営業さんは、私だけを担当しているわけではなくて、
同じ会社に派遣されている多くの人たちを担当しています。
「他の方はこんなふうに言っていてね。」
「そんなときは〇〇したって言ってましたよ。」
などなど、普段会うことはない同じ派遣先の人たちの情報も知れるという。
「期間限定」は自分の適性を知るのにちょうどいい制度だった
第2新卒だった当時の私もそうでしたが、
30代後半にさしかかっている今の私のような世代もそうじゃないでしょうか。
今から働く会社で失敗したくないんですよね。
働き始めるのってけっこうエネルギーがいるものですし(特に主婦→仕事復帰は)
「ここじゃ無理かもしれない…また次を探さなきゃ…」ってツライ。
そういう意味で派遣は、「自分に合う会社なのか」ということを働きながら知ることができます。
無理かもしれないと思ったときは相談する相手がいますし、
その考えが甘いのであればきちんと正してもらえます。
派遣ゆえに、自分が働きたいと思っても契約を更新してもらえない可能性がある一方で、
「自分が働きたいと思う会社かどうか」という軸もあるんですよね。
やっぱりダメだと思ったときも、
「派遣期間終了につき」という立派な文言が履歴書に書けますし。
働くのが怖い、そういう主婦に派遣はおすすめと断言できる理由
派遣にはデメリットもあります。
直雇用じゃない分、複雑になってしまうこともあるし。
でも「働くのが怖いけど働きたい」と思っている主婦にはおすすめです。
怖さを吐き出す相手がいる。しかもプロ
派遣会社で面談する相手は、
基本的にはあなたをどこかの会社に派遣したいと思っています。
だから働くことそのものに怖さを感じている場合、
それを払拭するための方法を提示してくれます。
それが再就職支援だったり、スキルアップセミナーだったりするんですね。
「スキル面で不安なら、パソコン講座を受けてみたら」
「社会人としてやっていけるか不安なら、マナーセミナーを受けてみたら」
多くの派遣会社には、ブランクのある人向けの支援があります。
≫≫主婦が就職に必要な資格やスキルを学べる場所一覧。自宅でもできる!内容の充実度がけっこうスゴイ
「主婦歓迎」な勤務先を多く知っている
実際に主婦を雇用した実績のある会社や、主婦への配慮のある会社を、
派遣先として多く知っている場合があります。
それは単に、「主婦歓迎!」という求人雑誌で見るような文言ではなくて、
実際にその派遣会社から派遣されている主婦の方の情報っていうのも
フィードバックされてるはずなんですよね。
「この会社に派遣されてる人は〇〇時くらいに帰れてるよ」
「〇〇は無理だけど〇〇は大丈夫だったみたい」
こういう生の情報が知れるっていうのも、主婦が派遣で働くメリットの1つ。
子どもがまだ小学校低学年とか幼稚園児とか、
そういう場合は時間の制約も突然の休みも、比較的多くなってしまいます。
そういうときの実際の対処法を、事前に分かるってすごく安心です。
時給も少し高め。これは普通に嬉しい
派遣で働く場合の時給は、一般的なものよりも高めです。
これはきっと、会社が求人にかかる費用を支払わなくてもいい(人件費のみに使える)
ということからだと思いますが、どっちにしても嬉しい。
派遣でしか働けない場所もある
子どもがまだ学童期な場合、
主婦に人気の職場として「学校関係」というのがあります。
長期休みが子どもとかぶるということで、働きやすいですし。
こういう学校関係の職場って、なかなか求人誌では見ることができないんですが、
派遣会社ではけっこう見るんですよね。
ちなみに私の住んでいる地域では、小学校の補助業務を派遣から働くことができます。
この場合、派遣に登録していないと働くことができません。
他のところ(パート求人など)には案件自体がありませんでした。
これは一例ですが、「派遣会社でしか扱っていない」という求人は少なくはないはず。
働き方に正解はない。自分が感じる「働きやすさ」だけが正解である
働き方については人によって考えることが違うってこともあり、
「派遣なんて…(・д・)チッ」って人もやっぱりいるんですよね。
でもどう働くかってのに正解なんてありません。
「こういう探し方なら見つかる気がする」
「こういう働き方なら続けていける気がする」
自分がそう感じる働きやすさだけが正解なんだろうと思うんですよ。
そこに行き着くまでの方法として、派遣があり正社員があり、パートがあり在宅ワークがあり。
優劣ではなく「働きやすさ」や「楽しい」が大事です。
通常の就職面接よりも、派遣登録はかなり敷居が低いです。
気になる方はぜひ、一度のぞいてみるといいかもです。