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ブランクありでも正社員になりたい!そんな主婦に紹介予定派遣をすすめる理由

      2017/07/19

人材派遣には大きく分けると二通りの働き方があります。

「一般派遣」と「紹介予定派遣」

普通に「派遣」と言うときは「一般派遣」をさすことが多いですが、

・将来的には正社員として働いていきたい

・キャリアを重ねていきたい

こういう場合には紹介予定派遣を探してみるのがおすすめです。

 

紹介予定派遣って何?

労働者派遣のうち、派遣元事業主が、

派遣労働者・派遣先に対して職業 紹介を行う(ことを予定している)ものをいいます。

引用:厚生労働省『紹介予定派遣の概要』

一般派遣が有期雇用(雇用の期限が決められている)で、

契約の更新によって長期勤務が可能になるのに対して、

紹介予定派遣は将来的に、派遣先企業で直接雇用されるのが前提になります。

紹介予定派遣の派遣期間は最長でも6ヶ月

その間に、派遣先企業も労働者である私たちも、適性を見ることができると。

 

紹介予定派遣のメリット

特に主婦の仕事復帰に関しては、紹介予定派遣のメリットって大きいと思うんですね。

思いつくままにメリットをあげてみます。

 

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派遣期間中に向いているかどうかを判断できる

「働き始めたけど、この会社、私に合ってないかも…」

こういう経験って誰しもがありますよね。

職務内容だけではなく人間関係も含めて、なんだか合わないなって感じること。

 

紹介予定派遣では、派遣期間中に自分がその会社に向いているか?

この会社で長く働き続けることができるのか?

そういう判断期間、一種の猶予期間をもらうことができるんですね。

これはもちろん、派遣先の会社にとっても同じこと。

「この人、本当にうちの会社で働ける人材なのか?」

実際の働いている姿を見た上で、判断することができます。

 

最初から正社員登用されるよりは敷居が低い

これはもう間違いないと思うんですが、

最初から正社員として求人応募するよりも、敷居が低いです。

平たく言うと「採用されやすい」という。

特に、ブランクのある女性は正社員雇用の窓口が狭いです。

それでも、紹介予定派遣であれば求人数も多く、採用されやすい現状があります。

 

派遣期間中に営業担当と働き方の調節ができる

紹介予定派遣といえども、当初の6ヶ月間(最長)は派遣社員です。

定期的に派遣会社の営業担当さんが、面談に来てくれます。

・働き方はこのままで続けていけるか

・不満点や不安な部分はないか

そういうのを聞き取ってくれます。

 

一般的な正社員雇用であれば、こういったことは人事部に聞くことになると思うんですが、

それってなかなか聞きにくいですよね。

派遣社員として最初に勤務するからこそ、

細かい働き方の調節を、中立の立場の営業さんと考えることができます

 

紹介予定派遣は必ず正社員になれるのか

私が紹介予定派遣を利用したときの体験談は後述しますが、

「必ず」正社員になれるか?というと、「必ずではない」です。

でも、基本的には多くの紹介予定派遣労働者が正社員になれます

 

紹介予定派遣は正社員にならないといけないのか

「正社員の内定が出ましたよー」

こう言われちゃったら正社員にならないとダメ?

(´・ω・`) 私、この会社、合わないかなって思ってたんだけど……

うん、そういうことだってありますよね。ちょっと言いづらい、みたいな。

 

紹介予定派遣の正社員雇用は「双方の了解があったとき」に成立です。

だからもし労働者側が「ちょっとなぁ…」と思ったときは、

派遣期間終了でその会社をやめることに問題はありません。

紹介予定派遣の場合は、派遣会社の営業さんが間に入ってくれます。

だから、「ちょっと言いづらい」ことは全て営業さんを通して交渉します。

派遣先の会社にとっても、正社員雇用したあとに退職されるよりは

派遣社員のままで退職されたほうが手間もかからないはず。

しっかりと考えて、実際に働いて適性のある会社で仕事をする。

それが紹介予定派遣のそもそもの仕組みなので、

派遣先から正社員の話があっても、自分の気持ちがそこに向いてないなら断っても大丈夫です。

 

私の紹介予定派遣、体験談

私は第二新卒時代に一度、紹介予定派遣を利用したことがあります。

≫≫私の職歴まとめ

「実際にはどんなふうな感じで働いていたか?」というのを紹介します。

 

紹介予定派遣を紹介される。面接のことなど

最初に派遣登録に行ったときのこと。

私の「こんな仕事をしてみたい(若さゆえにかなりざっくり)」という希望に、

ちょうどそのときにピッタリだった紹介予定派遣案件がありました。

 

その会社がですね、私が普通に就活してたんじゃあ絶対は入れないような会社だったんですね。

いわゆる「知名度がある会社」ってやつです。

「イェー♪行く行く!!」とは言ってないですが、これに近いテンションで了承。

この辺は紹介予定派遣のメリットですよね。

派遣から始めることで、普通では働けないような会社で仕事ができます。

 

模擬面接や採用されるための行動

紹介予定派遣は「派遣」ではあるものの、正社員が前提です。

私が正社員雇用されることで、派遣会社にもそれなりの手数料が入るんですね。

だから、コーディネーターさんも本気です。

というか、一般的な就職活動と同じような面接準備をしました。

・模擬面接

・自己PRと志望動機、職務経歴書などのチェックや指導

そのとき紹介されたのは消費者向けの店舗がある会社だったので、

私は職場視察を兼ねて、何店舗かを実際に見に行きました。

そしてそのときの感想をコーディネーターさんにお話して、

それからまた、志望動機などをすり合わして…という。

 

私は新卒就職が失敗してるので余計に慎重だったってのもありますが、

新卒の就活の時よりは、よっぽどきちんと対策をしたような気がします。

 

面接は一度だけだった

面接は、派遣先企業ではなく、派遣会社で行われました。

面接官は1人。年齢的にかなり上の役職の方かな、という印象です。

後ろに派遣会社のコーディネーターさんが控えていました。

こういうふうに面接の状況をコーディネーターさんが知ってるので、

次の人の面接対策もできやすくなるんでしょうね。

 

紹介予定派遣としての面接は、このときにした一度だけで終わり。

採用決定の連絡も、すぐに来ました。

思うに紹介予定派遣の場合は、

・一次面接は派遣会社のコーディネーターさん

・二次面接は派遣先の人事担当者

というイメージなのかなと思いました。

紹介予定派遣を狙いたいなら、最初の派遣会社での対応から気をつけるべきですね。

 

紹介予定派遣として働き始めるの巻

これは派遣先の会社によるのかもしれませんが、

「派遣社員」としてというよりも「正社員」として迎えてもらった感じでした。

「この人はどうせ正社員になる人だからね」という。

もちろん、社員にしかできない業務はさせてもらえませんし、

タイムシートなどはすべて派遣会社のものです。

でもかなり、「私たちと同じ会社の人」という目線で対応してくれました。

 

派遣先にも営業さんが来てくれる

2ヶ月に一度くらいの割合で、営業さんが面談に来てくれます。

「ちゃんと働けてる?」

「困ったことはない?なんかあったらすぐに言って!」

第2新卒ならではの面談内容だなと今になったら思うけど、ありがたい話。

 

正社員に向けた話し合い

私の場合は、「6ヶ月後に正社員」という契約だったので、

働きはじめて5ヶ月目くらいのときに、また営業さんが面談に来ました。

このときは、私と派遣先の上司、営業さんの三者面談のような形に。

「どうですか?」

「はい、正社員として働いてもらおうと思います。」

私の前でかわされる会話。マジでここでそういうの話すの?!とか思ったよ。

事前に電話で話してたんでしょうけどね、うむ。

その後、私と営業さんの二人になって、今後の話し合いを。

このとき、給料面についてなどもお話されます。

 

給与も相談次第ということを知った

私は第二新卒なので、経験なんてないし、給与なんて提示されたものを受け入れるだけです。

でも同じ時期に紹介予定派遣として入った方の中には、

もちろん今までの職歴がある方もいるんですね。

後から聞くと、その方は営業さんとの給与の交渉をけっこう何度かしたよ、と。

最初の提示額よりは変わったと。

 

給与にしてもそうですし、働き方にしてもそうだと思うんですが、

紹介予定派遣では、間に営業さんが入ってくれる分、

「こうして欲しい」という要望を伝えやすい状況です。

もちろん無理難題を押し付けるのはダメだけど、

一般的な中途採用において、自分の要望を面接時にお話するように。

紹介予定派遣でも営業さんに伝えることができるんですね。

言いやすい分だけ、ありがたい話です。

 

何人正社員になって、何人正社員にならなかった?

私が紹介予定派遣を利用した時期、

その派遣先の企業は一括で採用をしてたみたいなんですね。

他の派遣会社からも合わせて、10人以上の人が紹介予定派遣として働いていました。

結果、正社員にならなかったのは1人だけというハナシでした。

(新人研修に一人だけ来ていなくて、あの人はやめたらしい、と)

どちらから断ったのかは分かりませんが、その1人以外はすべて正社員に。

 

紹介予定派遣はリスクヘッジのある正社員応募

紹介予定派遣は、「もし合わなかったら比較的円満にやめられる」というリスクヘッジがあります

「自分に合っていて、なおかつ派遣先企業も良いと思ってくれたら正社員」という、

こちら側のデメリットはほとんどないような仕組みです。

 

主婦って、正社員になりたいと思っても心理的な壁が多いじゃないですか。

・もしかしたら急に、子どもがなにかあるかもしれない。そのときに対応できる?

・求人にはこう書いてあるけど、実際はこの時間に帰れるのか?

求人票に書いてあっても、実際に働き始めたらどうなんだ?って、

それが分からなくて踏み出せないこともあると思うんですよ。

でもその「実際」を知ってから働き始めることができるのが紹介予定派遣

 

自分の都合だけじゃなく、家族の都合も考えて動かないといけない主婦には、

「実際の状況を知ってから」というのは、これ以上ないメリットです。

正社員になりたいと思ってるけど、なかなか求人が見つからない。

本当に正社員として働けるか、自信がない。

そんな方は、紹介予定派遣から始めてみるといいかもです。

 

 

 - 主婦の働き方, 派遣