母性健康管理指導事項連絡カード
2017/07/19
働く妊婦を守るための制度の一環としてある「母性健康管理指導事項連絡カード」
「母性健康管理指導事項連絡カード」は、妊娠中の症状等と標準措置を対比し、
該当する症状等を選択することにより、標準措置が示されます。
医師等の女性労働者への指示事項が適切に事業主に伝達されるためのツール
さて、これっていったいどういうものなんでしょうか。
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母性健康管理指導事項連絡カードを使おう!働く女性を守るしくみ
労働基準法、男女雇用機会均等法など、
現在では働く妊婦または産後の女性を守るための法律がいくつかあります。
法律があるとはいうものの、実際に妊婦だからこその体調に困っている場合
「休ませて欲しい」「勤務時間を変更して欲しい」
なかなか言えないものですよね。
そんなときに知っておきたいのが「母性健康管理指導事項連絡カード」です。
このカードは、医師からの具体的な指導内容を勤務先に伝えるために使われるもの。
「こういう働き方に変更した方がいい」(勤務時間短縮)
「通勤時間を変更した方がいい」(通勤緩和)
という直接話しにくい事柄について、医師から書面の形で伝えることができます。
母性健康管理指導事項連絡カードはどこに置いてる?
産院に置いてある場合もありますが、厚生労働省のホームページからダウンロードも可能。
↓こんな書面です。
ダウンロードはこちらからどうぞ。
かなり細かい症状と、それに対する措置が書かれています。
申請費用は自己負担になります。
母性健康管理指導事項連絡カードの取扱は会社によって異なる
母性健康管理指導事項連絡カードは、診断書と同様に取り扱う。
という記述があるものの、
・その際の休業はどういう扱いになるのか?
・必ず提出しなければいけないのか?
・提出すれば必ず対応してもらえるのか?
ということは、会社の規定による部分が大きいかと思います。
もちろん、「妊婦からの適切な申請があった場合には…」という規定はあるものの、
実際はどういうふうになるのかは、会社の裁量による部分もあります。
とはいっても、妊娠中や産後はまず、自分の体を重視しなければ働くこともできません。
「言いにくいな」「調子が悪いな」
そう思ったときには診察を受けて、その旨を伝えるようにしてみてくださいね。