主婦が派遣で働くデメリットとメリットのまとめ
2018/02/06
「派遣でお仕事を探してみようかな」
こう思ったときに、派遣のデメリットやメリットって気になりますよね。
実際に働いてみないと分からないことも、けっこうたくさんあるものですし。
では、私が実際に派遣社員として働いていたときの経験も踏まえて、
派遣という働き方のメリットとデメリットを紹介したいと思います。主婦目線。
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目次
派遣で働くことのデメリット
やっぱりデメリットのほうが気になるよね、ということで。
私は派遣社員時代、わりと良い待遇だったと思うので、友人の派遣体験なども交えてのデメリットです。
派遣社員は生活が安定しない
これは単身者が主に感じることだと思うので、
生活基盤が旦那さんの収入で問題ない方は、そこまでデメリットに感じないかもですが。
金銭面で言うと、私の場合は交通費が時給に含まれていました。(これは派遣会社によって異なります。)
だから職場が遠ければ遠いほど、手取りの収入は減ってしまうんですね。
派遣先の企業は人によってさまざまなので、自宅からの距離によって手取りに差が出るっていう。
また、派遣社員には「契約期間」や「抵触日」などがあって、
派遣社員として同じ場所で3年以上は働けないという不安定さも。
次の仕事先がすぐに見つかればいいですが、
合う仕事先がない場合は、仕事ができない空白期間ができてしまうことも。
保育園関係など、働かないといけない状況にある方は考えどころかもです。
将来的に正社員を考えるなら、最初から紹介予定派遣を選ぶといいかも。
≫≫ブランクありでも正社員になりたい!そんな主婦に紹介予定派遣をすすめる理由
給与面は正社員などの直雇用者とは異なる
派遣社員はあくまでも派遣会社との雇用関係です。
だから、派遣先でのボーナスなどももちろんありませんし、給与体系が直接雇用者とは異なります。
派遣は、一般的なパートやアルバイトよりも時給が高いことが多いですが、
それでも正社員などと比べると、年間収入に差が出てきます。
福利厚生も違う
もちろん福利厚生も、派遣先のものとは違います。
とはいうものの、最近は派遣会社の福利厚生もものすごく多いんですよね。
産休や育休をとれる派遣会社もあるし、レジャー施設などの割引が充実していたりもして。
例えばテンプスタッフの福利厚生は、普通の会社よりもいいんじゃないかと思うほど。
人員整理の的になりやすい
これは昔から言われてきたことですよね。
非正規社員、特に所属が直接の雇用ではないので、
派遣先の企業で人員整理が必要になった際に対象になりやすいこともあります。
ただこれもその人の能力次第ということもあるようで、以前の職場では、
「人を減らさなきゃ!」
「派遣から来てもらってる人からになるんじゃない?」
「でもあの人がいなきゃ、仕事が回らないよね?」
ということから、直接雇用になった人もいました。
スキルによって扱われ方が異なる部分もありますが、
それでも「外部からの社員」「派遣会社から次の紹介もしてもらえる」という状況なので、
対象になりやすいということは否めない気がします。
派遣は仕事上の制限がある
これはデメリットというよりは、働き方の問題なのかもしれないですけども。
私が派遣社員のときによくあったんですが、
「ここから先は、社員の人にしかできない仕事だから」
という範囲があったんですね。派遣社員にはやらせられないよ、と。
派遣は派遣会社の雇用なので、責任のある仕事や重要な仕事はさせてもらえませんでした。
これは「良くも悪くも」でしょうか。
その分、決められた時間には帰れますし、無理な仕事をふられることもありませんでした。
が、しっかりと働きたい人には不満が残るかも。
年齢を重ねるほどに、年下の人に使われるということも増えてくると思いますし、
折り合いがつけられなければ「嫌だ」と感じることも多くなりそう。
産休、育休、介護休業などはできない
派遣先企業での「産休」「育休」などをとることはできません。
でも、派遣会社によっては「登録している派遣会社で産休」ができる場合もあります。
その場合、派遣先企業は一度契約が終了という形になっていたので、再度の就職活動が必要でした。
これは会社によってかなり異なると思うので、事前に確認を。
正社員だったら比較的簡単に取ることができるものでも、
基本的に派遣社員は「ギリギリまで働く→やめる→落ち着いたらまた働く」というのが通常です。
派遣で働くことのメリット
私自身、主婦が派遣で働くメリットって大きいと思っていることもあり、
若干、欲目で見ている部分もあるんですが><
派遣社員は給料面がけっこういい
ボーナスがないので年収で言うと下がってしまいますが、
派遣社員時代の私の月給と、正社員になってからの私の月給。
派遣時代のほうが、手取り月収は多かったです。
もちろん正社員になってからの福利厚生なども違うので、一概には比べられないですが、
最近はボーナスのない会社もありますし。
直接では働きにくい会社でも働ける
これは派遣ならではのメリットかなと思います。
私が派遣で働いていた会社って、
私くらいの能力で普通の就職活動しても、絶対に入れないような会社だったんですよ。
いわゆる「大企業」ってやつです。
それでも派遣社員としてであれば、比較的入りやすいんですね。
もちろん、適正とかもありますし、向き不向きもあるんでしょうけど、
わりと簡単に知名度の高い企業で働くこともできます。
トラブルがあっても派遣会社の担当者がいてくれる
派遣会社には、その企業ごとに担当の営業さんがいてくれます。
派遣労働者にとってはとてもありがたい存在で、
定期的な面談はもちろん、トラブルがあったときの窓口にもなってくれるんですね。
会社内の人間関係だとか、勤務時間だとか、そういうことも気軽に話せます。
個人的にはここが一番のメリットだと思っていて、子育て中だと特にいろいろあるじゃないですか。
思ってたよりも残業が多いよーとか、子どもがいるのに〇〇だよーとか。
許容してくれる部分と許容されない部分はもちろんありますが、
それすらも分からない場合って多いですしね。普通に働いていると。
「契約更新するかしないか」という相談も、本音でできます。
仕事面の条件が事前にすべて分かっている
直接雇用だとなかなか聞きにくい、働く条件面。
・お給料はいくら?
・残業代はいくら?
・何時まで働く?
こういうのって社員だと、働き始めてから感覚で分かっていくってことが多いですよね。
でも派遣社員なら事前に、「就業規則」という形で明示されています。
というよりも、この条件面を確認してから就業を決めることができます。
生活時間の組み立てがしやすいですし、育児との両立のバランスも考えやすい。
自分にとって無理な働き方かどうかが、事前に判断しやすいです。
有給休暇を取りやすい&転勤は基本的になし
派遣社員はパートやアルバイトとして働くよりも、有給休暇が取りやすいです。
「派遣労働者だから」ということが大きいんですが、
有給が付与されるパート勤務であったとしても、なかなか言い出せなかったりします。
でも派遣の場合は、営業さんが間に入ってくれることもあり、
有給を取りたいという希望が通りやすいことがほとんどです。
また、派遣先企業を変えない限りは、転勤の心配もありません。
派遣には向き不向きがある!それでも主婦向けであると感じる理由
思いつくままの派遣のデメリットとメリットを紹介してみました。
で、やっぱり「私に派遣は向かないわー」という方もいると思うんですね。
不安定さは切っても切り離せない部分がありますし。
でも子育て主婦にとっては、
「働き方を選べる」「上司を選べる」「環境を選べる」
それが営業さんを通じて、極めて実情に近い情報の中で選べるっていうのは大きいです。
子どものこと、旦那さんのこと、ご近所付き合いのこと、
主婦が働く上で、外部からの要因ってけっこうたくさんあります。
だからこそ「選べる」というのがとても重要だと思うんですよね。
私があげたデメリットはもしかしたら一部にすぎないのかもですが、
「許容できる!」と感じるのであれば、派遣向きです。
メリットを「いいじゃん!」と思えるなら派遣向きです。
ぜひぜひ。前向きに検討してみるといいかもです。