30代40代からの再就職。正社員として働くために何が必要か?ミドル世代の就職活動
2017/07/19
30代や40代で一度退職したけど正社員を目指して就職活動をする主婦って、
特徴があると思うんですよ。
・前職でのキャリアがある
・仕事に対する思い入れが強い
もちろん安定を求めてという方や、世帯収入が減ってしまってという方もいるでしょうけど、
「本当は正社員なんて嫌だけど仕方なく…」という方は少ないかなと。
だって今や、正社員以外の働き方はたくさんありますし、
お金だけを求めるなら、そういう働き方の「就職活動」は正社員よりもハードルが低いです。
それでも正社員でと思う方は「退職したくなかったけど」という層が多いように思います。
そんなキャリアやスキルがある主婦が、正社員として働きたいと望む場合。
こんなことに気をつけたいという注意点をまとめてみました。
目次
ミドル世代の再就職は気を付けよう!経験があるからこその盲点
子育てがとりあえずひと段落。
就園時期?入学時期?そのあたりは人によってさまざまですが。
仕事にさく時間ができてまず、パートではなく正社員。派遣ではなく正社員。
そう考える主婦の多くが、実績がありスキルもあるのではないかと思います。
特別な国家資格などを持っている方もいるかもですね。
でもそういう状況の主婦に、陥りやすいトラブルも同時にあるんですね。
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できることは何か?自分のキャリアを見つめ直そう
自分のキャリアに自信を持つ一方で、
「そうは言ってもブランクはあるし…私のスキル、通用するのかな?」
ネガティブ思考になってしまうのも30代後半からの女性によくあることです。
こんなときは『キャリアの棚卸し』がおすすめです。
よく聞く言葉ですがこれ、「今の自分には何ができるのか?」を具体的にするもの。
・自分の前歴を書き出す
・所属会社の事業内容や人員構成、規模など、自分がいた環境を書き出す
・会社、部署ごとに、一日の仕事の流れや担当していた仕事を書き出す
・それぞれの仕事の内容を、具体的に書き出す
・会社の中で求められている役割を書き出す
書き出した「やっていた仕事」に対して「できること」を書き出していきます。
例えば私、正社員時代に「お客さんからかかってきた電話を担当者に回す」ということをしてました。
それを「お客さんからかかった電話を担当者に回すことができる」と言えたなら、
それは「今の私ができること」ということ。
この「できる」っていうのがスキルです。
(´・ω・`) なんか、特別なことなんて何もない気がしてきた……
たとえ「何でもない」と思うようなスキルでも、極めれば特別なスキル。
自信を持っていい部分です。
奢ってはいけない。あくまでも「新入社員」である
経験があって、その仕事の能力もある。
そういう場合に、知らず知らずのうちに奢った態度を取ってしまうことってあります。
┐(´д`)┌ そんなことも分からないの? 一般常識でしょ。
┐(´д`)┌ 普通はこうするよね? なんでしてないの?
その業務についてのことだけではなく、報告の仕方や電話の取次ぎ方などなど。
同じ職場の若い子たちの行動が気になってしまうことも。
でもその「一般常識」や「普通」というのは、
長いあいだの社会人経験の中で培われたものであって、誰にでもあてはまることではありません。
ついつい口を出したくなっちゃうこともありますが、
「入社したばかり」であるあなたは、「新入社員」であり、若い子は「先輩」です。
・分かっていることは多い
・しかもそれは正解であることが多い
・でも新入社員として人前で先輩にダメ出しをしてはいけない
過去の職歴を引きずらず、謙虚な姿勢であることが円満な人間関係のポイントです。
30代、40代には「気遣い」や「細かい配慮」が求められている
最も重要なのは「集中力がある」「細かいところに気がつく心配り」
「分け隔てなく話しかけることができるコミュニケーション能力」「とっさの時の判断力がある」などの
「ヒューマンスキル」を有しているかどうかです。
ミドル世代と呼ばれる、30代後半から40代以降の女性。
この世代に求められているのは、「即戦力」や「高いスキル」それもあるかもだけど、
主婦経験があるからこその細かい配慮や気遣いだったりもするんですよね。
若い頃なら気がつかなかったことも、今なら気遣うことができる。
言われたことの、一歩先を配慮することができる。
これって、若い子には求めづらい、ミドル世代だからこそ求められることです。
「年齢が…」「ブランクが…」と考えると、どうしても今までのキャリアを前面に押し出したくなります。
でもそれは会社側が求めていることとは違って、
「その年齢だからこそ」「ブランク期間中に主婦をしていたからこそ」のスキルも見られてるんですね。
その年齢だからこその戦い方がある。若い頃とは違った就活をしよう
年を取っているという事実はどうしても変えることはできないし、
20代の子と同じ土俵で戦おうと思っても、無理が生じます。
だって、家族がありますしね。子どもだっていますしね。
だからといって、20代の頃の自分より劣っているというわけではありません。
30代なら30代の、40代なら40代の戦い方があるはずです。
そしてその大部分は「考え方」によるものだと思うんですね。
キャリアの棚卸をして、足りない部分を補うことはできるわけですから。
≫≫主婦が就職に必要な資格やスキルを学べる場所一覧。自宅でもできる!内容の充実度がけっこうスゴイ
(´・ω・`) 「考え方」って…?
そう思ったら、こちらの本がおすすめです。
採用する側から見た、ミドル世代の再就職に必要なことを書いてある本。
こちら、「どう考えて再就職に望むべきか?」を教えてくれます。
気になる方はぜひどうぞ。