「専業主婦になりたい」と「仕事したくない」は違う。働かないのもアリだが楽しみもある
2018/02/07
女性が「専業主婦になりたい」というと、怠け者とか甘えてるとか、
好意的に見られることが少なくなってきました。
結果的に「専業主婦になってしまった」という方もいるでしょうし、
「専業主婦になるために環境を選んで結婚した」という方もいるでしょうし、
「現在の共働きが苦しいから専業主婦になりたい」という方もいると思いますが。
さて、結婚して子どもがいる女性が「専業主婦になりたい」と思うこと。
私なりに感じたことです。
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目次
専業主婦になりたい女性と仕事したくない女性、イコールではないよなって話
私自身は純粋な専業主婦だった期間ってそこまで長くなくて、
第二子が生まれたあとの2年弱くらいでしょうか。
それまでは会社勤めだったんですが、それ以降は在宅ワーカーで現在はフリーランスです。
だから今、「純粋に専業主婦ではないけどずっと家にいるという意味では、専業主婦に近い」という。
対外的には完全に専業主婦ですが、自宅にいる間は仕事をしています。
さて、そんな私ですが、専業主婦になりたいと思うことに対しては、
「どっちでもいいじゃん」というのが正直なところ。
今は働き方が多様化していますし、各個人がやりやすいように働ける仕組みをつくろうって流れですよね。
その中で、専業主婦を選ぶことに悪いことなんて1つもないじゃないかって思うわけです。
あるとしたら、専業主婦を希望する女性自身の罪悪感というかうしろめたさというか。
それくらいじゃないかと。
専業主婦になりたい層にもいろいろいる。まとめることはできない
専業主婦になりたいと思っている層にも、いろんな方がいますよね。
・働きたいけど事情があって専業主婦を望む人
・経済的に働く必要がないから専業主婦を望む人
・経済的に困っているけど働きたくない人
世帯収入的にどうしようもない状態になれば、嫌だって言っても働きます。
子どもや家庭に事情があって働けない人だっています。
思うような働き方ができなくて、専業主婦になる人も。
子どもがいると、自分の求める働き方って難しいですしね。
≫≫私が走ったのはマミートラック。ワーママの働きやすさを選べる時代になればいいと思う
いろんな事情があるし、考え方が違う中での「専業主婦になりたい」なので、
全部ひとまとめにして「ふざけんなよ専業主婦希望とか!」と言われちゃうとツライ。
例えば「甘えなんじゃないの?」と言われちゃうのは、
働かなければいけない状況なのに働かない主婦が多いと思うんですよね。
働きたくない理由が「だって、仕事なんてしたくないもん」という主婦。
それにしたって、「働かないための努力」はすっごく大変だと思うんですよ。
それこそ経済的な理由で働かなきゃなのに働きたくないって人は、
足りないお金を埋めるための節約とかね、ものすごく頑張ってるんじゃないかと思います。
それって多分、普通に考えたら仕事をするよりも大変なはずなんですよね。
食費を5000円節約するってものすごい労力が必要で、
家計って1万円ムダを減らすのでも生活の制約がとても多くなります。
その苦労をしてまで働きたくないのであれば、まぁそれはそれでいいんじゃないのかと。
もしかしたら節約分野でプロになるかもですしね。
専業主婦になりたいと思う女性の中にもいろんなタイプの方がいて、
「今」の状態が専業主婦になりたい、だからといって
「仕事をしたくない」「働きたくない」にイコールされるかどうかなんて分からないって話。
私はだらけるタイプの専業主婦、だからこそ働かなきゃだった
私は専業主婦だった数年間、ものすごくモノグサな主婦でした。
家にいるくせに掃除が行き届いているわけでもなく、さらに料理も苦手ですし。
子どもが当時まだ1歳くらいだったので、子どもと遊ぶだけで1日が終わる感じ。
(*´Д`)「そういう時期も必要だったのかなぁ」
今になってはそう思いますが(子どもとベッタリ)、当時は生活の目的を見失うというか。
「こんなんで私、いいのか?!」とドキドキしてたんですよ。
たぶんこの「ドキドキする」っていうのが、「本格的に専業主婦を求めているわけではない」ってことだと思うんですが、
何かやらないとなって思うのと同時に、
この生活(だらける主婦生活)は、期間限定のものだなという気持ちもあったわけです。
んできっと、「何かやらないと」の「何か」は、仕事じゃなくても良かったんですよね。
幸いにも旦那さんのお給料で食べていける状態だったので、
生きがいになる趣味とか、関心があるボランティアとか、そういうのでも良かった。
でも無趣味で関心事がない私なので、結果的に「仕事をしよう!」になりました。
専業主婦はリスクであるという考え方
西原理恵子さんが著作で、
専業主婦なんてリスキーな職業、他にない
ってことを書かれてたんですね。
これには私、完全に同意見でして、専業主婦は他人のお金に依存してる生活です。
もちろん専業主婦は、家族のお世話や家のすべてのことを担うって大変な職業でもあるんですが、
こと「お金」の面で言うならば、他者に頼り切るしかできないスタイルです。
それってものすごく怖い生活の仕方じゃないかと。
もし旦那さんに万が一のことがあった場合。外で愛人を作っちゃった場合。(ガクブル)
子どもと自分で放り出されると、「どうしよう」ってなる。
ブランクが長くなればなるほど働く術って限られてきますし、
子どもをしっかりと育てていけるくらいに稼ぐのって、いきなりは難しいです。
私はこの「専業主婦のリスク」に対して、対抗できるほどのスキルを持ってません。
ブランクをはねのけるくらいの、スペシャルな資格も持ってませんし。
・専業主婦であることにリスクを感じない
・いざという時に働くことができる
それなら専業主婦だっていいですよね。問題なしです。
働く主婦と働いていない主婦、優劣はつけたらダメって話
内閣府によると、女性が予定しているライフコースについて
女性が予定している自らのライフコースでは、
専業主婦コースの割合が9年の17.7%から22年の9.1%に半減している。
引用:内閣府男女共同参画局
ただ「女性が理想とするライフコース」については、
専業主婦を望む割合は平成22年度で約19.7%。
多少の波はありますが、平成9年からずっと20%前後を行き来している感じです。
つまりこれって、現実的に考えると専業主婦ではいられないけど、理想は専業主婦。
こういう方が少なくとも5人に1人くらいはいるよってことだと思うんですね。
多い?少ない?
私は思っていたよりも多いなって印象です。
「働かない」って選択はなんとなく、怠けているイメージや依存したいって印象があるんですけど、
本来は仕事の有無で優劣をつけるべきじゃないですよね。
生活の「忙しさ」「ハードさ」ではもちろん差は出ますが、
環境や考え方に大きく左右される部分なので、働かないから甘えてるってわけじゃない。
だって、専業主婦ってものすごく子育てができます。
時間があるだけに、すっごく手間をかけて子育てができます。
自己満足だと言われようとも「手間をかけた子育て」を重視することが、悪いわけがないです。
それが動機じゃない方もいるでしょうけど。
「専業主婦になりたい」は批判されるものじゃない、でも働くのは楽しい
専業主婦になりたいと思うことは、批判されることじゃないと思います。
暮らしていけて、家族が満足しているならそれで充分です。
でもその一方で、「働く楽しさ」や「お金を稼ぐやりがい」もあります。
( ・´ー・`)「今日はママのおごりだぜ」
( ・´ー・`)「パパに内緒で、ママのお金でおもちゃ買ってやろう」
子どもに言うときの「ドヤッ!」って瞬間、けっこう優越感です。
「まじでー?!」の子どもの声に、「フフッ( ・´ー・`)」となります。
「ダラダラしたい」が専業主婦になりたい動機なら無理ですが、
「外で働きたくない」「時間を自由に使いたい」というのが理由なのであれば、
主婦が自宅でできる仕事もけっこうたくさんの種類があります。
今までの専業主婦にプラスアルファ。
「お金を稼いでいる専業主婦」ってのも、いいんじゃないかなと思ったりもします。
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