主婦が自宅で教室をしてみるとこうなった。私のママ起業失敗の原因と理由
2018/02/06
私はかつて(第二子が1歳前後のとき)自宅で教室をしよう!と思ったんですね。
それほど長い期間ではないですが、しばらく教室をしていました。
そのときの話は、さっくりとこちらでも書いてるんですが。
≫≫ママ起業したい!好きなことを仕事にするために必要なことと私の失敗談を少し
平たく言うと、私この教室運営は失敗してるんですよね。
「自宅教室でママ起業」のはずだけどこうなったっていう、失敗の話を掘り下げてみたいと思います。
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目次
私のママ起業はなぜ失敗したか?自宅教室は思うよりも大変だった
子どもが生まれてからというもの、ベビーマッサージにはまりまして。
最初は教室に通ってたんですが、そのうち資格を取ったんですよね。
ベビーマッサージに国家資格はないので、民間資格です。
しかも1日の講座で取れてしまうので、子育てしながらでもOKだったんですよね。
当時は、「どれくらいの収入になるか」「どのくらい近所に同じような教室があるか」
そんなのはまったく考えていなくて、とにかく好きだからやってみよう、という感じでした。
子育てを経験したからこその好きなことができた。
それに関する資格を取って、教室を開催できる状態になった。
さて、ここまでが前提の部分です。
最初は友だちで「プレ教室開催」
第一回目は私自身の練習の意味を込めて、
ママ友メンバーを集めて無料で、「プレ教室」を開催しました。
初めてですからね、ものすごく緊張したんですがそれ以上に思ったことは、「準備するのって大変!」ということ。
┐(´д`)┌「ベビーマッサージなんだから、マッサージするだけじゃん」
と思ってたら大間違い!
赤ちゃんを長い時間付き合わせるのは難しいので、時間はきっちり決まります。
そのうえで、
・いかにママたちに分かりやすく動作を説明するか
・いかに赤ちゃんの気を引くか
・グズることも想定して、いかに時間の組み立てをしていくか
紙風船を作ってみたり、ラミネートした絵を用意してみたり、作業の時間は長かったです。
結局、このプレ教室は「成功とも失敗ともいえない微妙な感じ」で終わることになります。
ただ途中のママたちの声で、得るものも大きかったかなという。
何よりも、自分のスキルが足りていないと痛感するのでした。
資格をただ持っているというだけではダメ、プラスの価値がいるんだ、という。
私は子どもに接する仕事をした経験はないので、技術なり教室運営なりで差別化しなきゃだったんですが、それがまるでなかったんですね。
そりゃあ成功しないだろうと。
自宅教室は集客できるかがキモ。友だちばかりでは起業にならない
他の自宅サロンなどなら違うのかもしれないですが、ベビーマッサージの場合は、子どもの年齢に制限があります。
それってつまり、数カ月後には必ず、そのお客さんはいなくなるということで。
新しいお客さんを探し続けないと、教室自体が成り立たないんですよね。
もちろん他の教室にも言えることだと思いますが、新規の集客が必須です。
さて、それを「何で」「どこで」するのか。
子ども関係の場合は、児童館や子どもがよく行く飲食店などにチラシを置いてもらえることもあります。
交渉が必要ですが、児童館の場合は反応がちょこっといいです。
その他、地域のフリーペーパーや広報誌などなど。お金はかかりますけど。
私の場合は児童館に置いてもらいましたが、集客と考えると今ひとつ。
もっともっと方法を考えなきゃだったんですが、私は一歩踏み出すことができず、集客らしい集客はできませんでした。
ママがママに出すお金の意識
「ママ起業」「プチ起業」
これを考えるとき、お客さんになる層は自分と同じ立場の方が多くなりますよね。
私の場合は「子持ち主婦」で、お客さんの層も「子持ち主婦」でした。
あるとき、児童館でチラシを見たママから声をかけられたことがあったんですね。
(・∀・)「ベビーマッサージしてる方ですよねー」
私もそのとき、子どもを児童館に遊ばせに来ていたので、まるきり同じ立場です。
んでベビーマッサージをしてみたいと言うので、概要をお伝えしました。
「こんな内容ですよー」
「時間はこれくらいですよー」
「持ち物はこんな感じですよー」
その後で代金の説明をしたときに、「えっ?!」っていう顔をされたんですね、その方。
「お金取るの?!」「無料だと思ってた…」と。
そのときの私はまだ研修中のような扱いで、正規料金はまだ取っていませんでした。
「経験が浅い」ということを伝えて、「だからこの値段です」と。
相場からすると半額以下で、オイル代とかを差し引くとマイナスが出るほど。
それでも「えっ?お金払わなきゃいけないの?!」と。
私もそれを聞いたときに、きちんとサービスを提供するから、と毅然とすればいいのに
「えっ…えっと…」となっちゃったんですよ。
「は、はい…お金は必要です…」みたいな。
運営者としての私の意識も低いですが、「ママが同じ立場のママにお金を払う」ってこういう感覚なのかもとも思いました。
「無料でやってよー」という。
だからってわけじゃないですが、お客さんは広い範囲で集客するほうがいいかなと。
それか、確固たるスキルを身につけるか。
私はどちらもできなかったので、失敗です。
自宅教室でお金は稼げたか?私は無理だった
じゃあ自宅教室でお金は稼げたのか?というと、私の場合は稼げませんでした。
一ヶ月の収支は、良いときで数千円(5000円以下)の利益。
多くはトントンかマイナスかってくらいでした。
好きなことやってるんだからいいじゃん、と思えるなら良かったんですが、
私は稼げないと意味がないんじゃないかって気持ちもあって。それでやめました。
ちょうど、旦那さんの辞令(第二子出産に続いて2度目)も出て引っ越さなきゃだったので。
でも、同じ資格を同時期に取った方の中には、運営がうまい方もいました。
生徒数も多くて、スキルも高い。
実際に教室を見学させてもらいましたが、私とはレベルが違うことを痛感。
このレベルになるまでの努力を、私はこの分野ではできないと思いました。
自宅教室運営の子持ち主婦のタイムスケジュール
かなり前のことなので、無理やり思い出しつつにはなりますが。
私が自宅教室をしていたころのタイムスケジュールです。
当時、第一子は幼稚園、第二子は自宅にいるという状況でした。
8時半 第一子を幼稚園に送っていく
9時 教室の準備 部屋の片付け 備品の用意 お釣りの用意
10時半 教室開始 第二子は私のそばで遊ばせる。
来ている子で同じ年齢の子(ベビーマッサージには参加できない)がいれば一緒に遊ぶ。
11時半 教室終了
12時 第二子昼ごはん 私は片付け
14時 第一子帰ってくる
14時~17時 外遊び
18時 夕飯 お風呂
19時半 子ども就寝
20時 次回の教室の準備 使った備品の補充
22時 旦那帰宅
23時 就寝
なんでしょう、こう書いてみると、
実際の当時のバタバタ感がまるで出てないですね。なんかスマート。
行間を読み取っていただけたらなんですが、実際には
(´・ω・`)「今日、あそこがダメだったよなー次回はきちんとしなきゃ…」
(´・ω・`)「新しい人来ないなーどうしようか…」
などのへこみが、要所要所に入っております。
慣れてきたらもっと効率よくできるのかもですが。
自宅教室で成功するために必要なものは
「成功するためには」なんていって、失敗してる私が言うのもなんですけども。
自宅教室で成功するためには
・きっちりとした集客方法
・他ではなく自分の教室に来てもらうためのスキル
・内容の充実度
このあたりが必須なのではないかと思います。
または「採算度外視」稼げなくてもいい、赤字になってもいいっていう気持ち。
この場合は「起業」ではなく「趣味」ですけどね。
何よりも、同じ教室を開催しているたくさんの方を見てみたほうがいいと思います。
そこで感じる良い部分と悪い部分は、生徒としての気持ちですし、
取り入れられることも多いかなと思います。
もし働きながら現場を見れるようなジャンルであれば、実際に働いてみたほうがいいです。
≫≫起業したい主婦に起業した私が思うメリットとデメリット。大変だけどやりがいはあるはず
≫≫会社をやめてママ起業する?退職する前にできることもある!決断は慎重になるべき理由
そうでないなら、運営方法を学ぶ意味でもセミナーなどに行ってみるといいかなと思います。
こちらでママ起業セミナーを行っている場所のまとめを作ってます。
≫≫ママ起業したい!好きなことを仕事にするために必要なことと私の失敗談を少し
ご参考になればです。