主婦の正社員への不安は、始めてみればなんとかなる!一週間前には覚悟が決まるって話
2017/07/19
「子どもがいるのに、正社員復帰なんてできるのかな…?」
フルタイムで仕事復帰をしようと思っているママは、必ずと言っていいほどこういう不安があります。
今は子どものお世話だけで手一杯。
これに加えてフルタイムの仕事なんて、本当にやっていけるんだろうか。
私も同じように思っていて、でも「案ずるより産むが易し」とはよく言ったもので、
始めてみると、不安に思っていたよりもなんとかなるものなんですよね。
私が感じていた「不安」がどのように変化していったのかっていう体験談です。
目次
働くことへの不安はどう変わる?働き始めてからの心境の変化
私は第一子出産のときに産休と育休を取って、9ヶ月のときに復帰しました。
んで第二子妊娠を機に退職することになります。
(´・ω・`)「退職したんならなんとかなってないじゃん」
ただ「不安」ということを前提にするならば、退職したのは「やっていけるかどうか」の不安からではなく、
他の理由からです。
≫≫私が走ったのはマミートラック。ワーママの働きやすさを選べる時代になればいいと思う
もちろん、これだけが理由ってのもまたちょっと違いますけどね。
さて、でもまだ乳離れもしていない子どもを抱えての仕事復帰。
旦那さんは当時ものすごい激務だったので、手助けを期待することは皆無。
そんな状況で、育休が始まってからの数ヶ月、不安にまみれた生活でした。
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育休中、不安のビッグウェーブが襲ってくる。想像して涙が出ることもあった
私はバリバリキャリアウーマンではなかったけど、それなりの上昇志向があったんですね。
新卒で入った会社をすぐにやめちゃって、紹介予定派遣で入ったのが育休を取った会社だったんですが、
「拾ってもらった」という感覚が大きくて、
「この先輩みたいになりたい」っていう憧れが強くて、もっと働きたかったんですね。
妊娠は素直に嬉しかったけど、このときはまだ「子どもがいる働き方」ってイメージが分からなくて、
(・∀・)「今は24時間保育所もあるし!」
(・∀・)「残業だって今と変わらずにできる!私さえ無理すれば大丈夫!」
今思うと突っ込みどころが満載ですが、そのときは本当にそう思ってたんですよ私。
だから短時間勤務をするつもりもなかったし、なんなら育休も取りたくなかったし、今まで通りだなと。
ところが、実際に出産して。自分の子どもを目の前にして。
(*´艸`*)「かーわーいーいー!」
出産後、一ヶ月検診の少し前くらいでしょうか。
この子が生後数ヶ月くらいになって、24時間保育所に預けられて夜の22時とかにお迎えを待ってるところを想像して、
私、なんか切なくて泣けてきちゃったんですよ。
「保育園にあずけること」をかわいそうに思っているってのとはちょっと違って、
「預けることに見合う仕事なのか」を見失うというか。
子どもの比重が、出産してからものすごく大きくなったんですよね。
私はこの子を預ける価値があるほどの仕事をしていけるのか。
結果、育休を取得して、復帰後は短時間勤務をすることに決めました。
そうすることを選べるってことに、幸せも感じました。
「働きたい」という気持ちはあるけど、天職と思えるほどの仕事ではなく、
私の本業は完全にブレずに「母親」になりました。
成長するに連れて思う不安、「仕事復帰できますか…?」
子どもが成長するに連れて、いろんな不安が増えていきました。
もともと、不安になりがちなタイプなんですよね。いちいち心配です。
最初は
「この子を置いてまで働く価値のある仕事なんだろうか」というそもそも論の不安。
次は
「私はやっていけるのか」という私自身への不安。
だってさだって、朝だって起きれなくなったし(ビバ夜泣き!)美容院も行ってない。
完全に「社会人」とは切り離されてる感じだし、買い物と散歩くらいしか行ってない。
時間の使い方はもちろんですが、体力が衰えてきているのも感じはじめて、
物理的な問題として「やっていけるのか?」という不安が。
と言っても、この時期にもすでにおかずの作りおきとかいろいろやってたんですよね。
それは復帰後にもつながっていくわけですが。
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それでもなんか漠然とした不安をいつも抱えていて、
子どもと遊びに行っても「これもあと数ヶ月か…」なんて楽しみきれないシマツ。
良くない感じですね。良くないです。
準備しておくことが不安解消につながった!できることはしておくといい
私の場合は「心配性(極度)」なので、準備をしても完全に不安がなくなるわけではなかったけど、
それでも
( ー`дー´)「ここまでしとけばとりあえずはなんとかなるだろう」
ってところまで準備をすると、それなりに不安は解消されていきました。
この場合の「不安」は物理的な不安ですね。
・ご飯はちゃんと作れるのか
・子どもが寝る時間は守っていけるのか
私は子どもの体調管理の基本は食事と睡眠時間だと思っていて、そこはきちんとしたかったんですね。
育休中と変わらない生活リズムで生活させてあげたい、という。
「早めに準備を!」と思って、朝早く起きる生活や「働いてからの生活リハーサル」とかしましたが、
これに関しては意味なかったですね。
子どもの順応性は親が思っているよりも早くて、しなくても良かったくらいに思います。
復帰一週間前になると覚悟が決まる。やっていけると思った
復帰する一ヶ月前はとにかくもう不安で、
家事が気になって、子どものことが気になって、頭の中がウワーとなってたんですが、
復帰一週間前になると覚悟が決まるというか、キモが座ってくるというか。
突如として「私たぶんこのまま、やっていけるな」という根拠のない自信が。
これって多分、出産のときと同じ心境だと思うんですよね。
陣痛が始まる前は「どうなるの私?!」って不安ですけど、いざ陣痛が始まったら産むしかないわけですし、
フッとキモが座る瞬間ってあるじゃないですか。
「もうここまできたら仕方ないからやれるだけやるしかない!」みたいに。
復帰一週間前の私の心境はまさにこれで、復帰前日なんて楽しみですらありました。
復帰前日のお出かけで今も覚えていること
私、本当は「保育園に預けたくない派」なんですよ。
これは出産してから思い始めたことなんですけどね。
だから復帰前日も、やっぱり預けるのは嫌だなって気持ちもありました。
(入園日程の関係で、慣らし保育開始と同時に復帰だったのです。)
んで月曜日からの復帰だったので、日曜日に家族3人でお出かけしたんですよ。
旦那さんと私の間に1人ではヨチヨチ歩きもできない子どもの手つかんで。
「あー、こういう時間はこれからは取れなくなるのかもしれないな…」
と思う一方で、
「それならしっかりと働いていかないといけない」
子どもを私の手から離す時間がある分だけ、私はその時間を一ミリだってムダにしてはいけないなと。
「明日から保育園だよ」と言っても分からなくて、私の顔見て笑う子ども。
寂しいだろうな。それ以上に、私が寂しい。
そんで、この気持ちをずっと忘れちゃダメだって思いました。
復帰前の不安は復帰すれば消えてしまう。すべては「なるようになる」
復帰前の不安は「復帰前」だからこそあるもので、復帰してしまえばその大半はなくなっていきます。
もちろん専業主婦期間と同じように子どもに手をかけてあげることは難しいけど、
言い知れぬ罪悪感の分だけ、子どもに優しく接することができます。
保育園に預けたときの寂しそうな子供の顔は胸が痛くなるけど、
お迎えに行ったときのパッと開いたような顔を見るたびに、罪悪感以上の喜びを感じる。
ご飯が作れなかったら、たまには外食してもいいじゃない。
たまには簡単にラーメンでもいいじゃない。
適度に手を抜く技術も分かってくるし、優先順位も分かってきます。
今思うと、あのときの不安は「期間限定」のとっても貴重なものだったんじゃないかと。
二人目ではきっと同じような気持ちはないと思うし、
第一子、初めての職場復帰だからこそのものだったんだろうと思います。
「不安とうまくお付き合い」は私にはとてもじゃないけど無理ですが、
結局は時間さえ過ぎてしまえばなくなってしまうものです。
「不安の結果、なんとかなる」ことを知った上で、今の不安と向き合うのもいいかもです。