正社員の安定した固定給は捨てがたい。主婦もできるなら正規採用を狙うべきな理由
2017/08/10
私は「紹介予定派遣→正社員→フリーランス」という順序で今に至ります。
それぞれに「今だったらこうするのになぁ」という後悔はつきものですが、
いまのフリーランスという立場に不満があるわけではないです。
それでも「雇われていない」という不安定さは、ときおり訪れる「稼げなくなったらどうしよう」への影響が大きく、
正社員雇用の安定さがものすごく優れたもののように思うんですよね。
さて、「正社員で仕事復帰しようか、それともやめようか」と悩んでいる主婦のあなた!
できるなら正規雇用を狙うべきって理由です。
目次
主婦が正社員で仕事復帰するメリットは安定感だけでも大きい。将来の自信につながる
私はフリーランスという立場ですが、これきっと、パートとか派遣でも同じです。
雇用が保証されているわけではない形態だと、
(´・ω・)「私、いつまでこのお金を稼ぎ続けることができるんだろう…」
たまにものすごく不安になることがあるんですよね。
特にプチ起業などで個人事業主になってる方はリアルだと思います。
趣味でやっている方はお小遣いになればそれでいいって思ってるのかもですが、私は違う。
もし旦那さんに何かあったら私が大黒柱にならなきゃだし、
今から子どもにかかるお金の事を考えると、私の稼ぎがなくなるわけにはいかない。
今月は稼げていたとしても、来月は0になっちゃうかもしれない。
そのときに、私はまた浮上することができるんだろうか。
そして思う。
あー、正社員のときだったら、ただ仕事に打ち込むことができたのに。
こんなに「稼ぐ」こと自体に頭を悩ませることもなかったのに。
ママ起業VS正社員。個人事業主の税金は多い。少し稼いだくらいではまだ足りない
基本的に個人事業主は、年間収入が38万円を超えた時点で確定申告の必要があり、
パート等を含む全般的に、扶養に入っていた主婦は
年間収入が103万円を超えると所得税や住民税などの、税金を支払う必要があります。
そして年間収入が130万円を超えると、健康保険を自分で支払うようになります。
これがいわゆる「103万円の壁」「130万円の壁」というやつ。(今は「106万円の壁」も)
≫≫106万円の壁
でですね。
大雑把に言うと、130万円稼ぐなら突き抜けて180万円以上稼がないと稼ぎ損エリアに入っちゃいます。
(その他、各種控除については考慮していません。)
会社で働いていると、会社が折半してくれる部分があるので負担は少し減るんですが、
個人事業主の場合は、なかなかにえぐい金額がやってきます。
こちらはスモビバというサイトの、個人事業主の税金額の試算です。
年間収入300万円、経費20万円で計算。(経費は前後します)
確定申告の方法によって変わりますが、青色申告でも50万円近い税金が…!
きっと会社員時代にもこの金額に近いほどの税金を払っていたんだと思いますが、
正社員との違いは、安定度の違いですよね。
税金って、前年度の計算の基づいて翌年度に支払う形になりますよね。
でも、個人事業主の場合は「翌年にも稼げている」という保証はなくてすっごく不安定なわけですよ。
支払う。支払うけど、払うときには月収が0に近い場合だってありうる。
そうならないために頑張らなきゃなんですが、うむ、不安です。
プチ起業をした主婦は月15万円では安心できない
会社勤めをしている「15万円」と、個人事業主の「15万円」は違います。
お給料としてもらうお金と、自分で稼いだお金は等価ではなく(個人的感想です)
プチ起業やママ起業では、「これくらい稼げば…」のボーダーはぐいっとあがります。
例えば、きちんと働いてしっかりと稼いでいこうと思っている場合。
月に15万円の収入では、税金を考えると安心はできないかなと思います。
環境が許すなら主婦も積極的に正社員を目指したほうがいい
パートやママ起業などに比べて、正社員は時間の拘束が長いです。
それだけに、まずは正社員として働く環境が整っているかどうかが最初のハードルです。
・子どものあずけ先は?
・勤務時間帯と休日は無理ない範囲か?
もし自分の置かれている環境が、正社員として働いていけるものなら。
自分自身も、正社員として働くことを考えているなら。
もう絶対に、正規採用を前提とした仕事探しをしたほうがいいです。
もちろん、「最初はパート→慣れたら正社員として」って探し方もあるかもですが、
最終的な就職先は、正社員として働くって決めておいたほうがいいです。
お給料は安定しているし、勝手にクビになることもない。
来月のお給料がなくなっちゃうなんてこともないし、いきなり給料50%オフ!なんてこともない。
確実に自分の経歴になるし、もしまた転職するとしてもキャリアになる。
将来、子どもが何かしたいと言ったとき、費用を出し惜しみしなくてすむかもしれない。
お金を理由に、やりたいことを諦めさせる必要がなくなるかもしれない。
そんでなにより、主婦で子育てを経験すると女性は強くなるし、対応力がつきます。
単純に、本人にやる気があるのなら、その能力がもったいないと思うんですよね。
ぜひ、正社員として力を発揮する場所を見つけて欲しい。
主婦を経験すると女は強くなる!と思ってる
私が育児をしながら正社員をしていたとき、いわゆる「マミートラック」のような状態でした。
≫≫私が走ったのはマミートラック。ワーママの働きやすさを選べる時代になればいいと思う
「なんで、私がとってきた数字が私の数字にならないの?!」
「なんで、私も正社員なのに同じ評価テーブルにのせてくれないの?!」
当時はそれにものすごくモヤモヤして、退職する後押しになりました。(主な理由は旦那の転勤です)
でも今。
子育てを何年か経験して、あの頃よりは少し大人になっている気がする今、あの時と同じ状況だとして。
私はもう少しうまくやれたんじゃないかって思うんですよ。
あのとき、不満を感じるだけだったけど、もっとできることがあったんじゃないかって思う。
今なら私、あの状況も少しづつ打開できたんじゃないかって思う。
これは「自分ではコントロールできない時間」に追われつつ、
「意思疎通のできない子ども」相手に疲れつつ、でも少し手が離れる程度には育て上げたっていう経験があるからこそ。
相手が日本語の通じる人間ならなんとかできるんじゃないかって思えるんですよね。
泣いたりぐずったりしないなら、まぁいいかと。
行かないで!って泣きながらトイレまでついてこないなら、まぁいいかと。
子持ち主婦も稼ぐ時代はすでに来ている。迷うよりも働こう
共働きの家庭がだんだん増えているという話題は、もうすでに少し昔の話。
幼稚園時代はまだ専業主婦が多いかもですが、
子どもが小学校に入学する頃には、働いていない母親のほうが少ない時代になりました。
子どもがいるからとか、実家が遠方だからとか、
そういう理由が「働かない理由」にはならない時代になりました。
結婚や妊娠を機に一度退職してしまった主婦も、稼ぐ時代です。
育児してたって、稼いでもいい時代になりました。
じゃあ、どこで働く?
どういうふうなスタイルで働く?
その選択肢に正社員が入るのであれば、正社員としての仕事探しをしてください。
もちろん、ブランクのある主婦が正社員での仕事探しはやっぱり難しいし、
いつまでたっても採用通知がもらえないってこともあるかもです。
仕事へのスキルを伸ばしていきながらの就職活動でもいいし、
派遣やパートも並行して探していって、そこでキャリアを積んで正社員へというのもいいと思います。
ぜひ自分にあった探し方をしてみてください。
≫≫主婦が正社員として再就職するには?事前準備と利用したいサイトまとめ