ママキック

働きたいブランク専業主婦、ワーママ、仕事をしているママのための情報ブログ

正社員での就職は今がチャンスなのか?求人倍率が増えたからこそ主婦が動くきっかけになる

      2017/08/17

2017年7月29日の土曜版の日経新聞でこんな記事が。

『人手不足 正社員に波及』という見出しがついているこの記事なんですが、

・正社員の有効求人倍率(2017年6月)が1倍を超えた

・パートを含む全体の有効求人倍率は1.51倍(バブル期よりも高い)

という主旨です。

問題点には「正社員になろうとする人の減少」をあげているんですが、

そのくくりの中にどっぷりとつかっているのが、私たち主婦層だと思うんですよね。

 

主婦は正社員になれないのか?なろうとしないのか?選ぶべき勤務形態はなんだろう

記事の中では

自らすすんで非正社員の立場を選び、正社員になるのを避ける空気もある

 

短時間勤務で転勤もない非正規のほうが魅力的に映るとみられる

など、「自分から望んで」正社員にならない人が増えてきているようだと。

じゃあきっと、「望んで正社員にならない」人に一部には母親が含まれているだろうと。

育児のためや家庭環境のために、正社員として働きたいけど働けないママがいるんだろうと。

思いきやこちら。

同じく日経新聞の記事からですが、

ほぼほぼ横ばいではあるものの、家事や育児のために職探しをしていない人は減少傾向です。

おそらく、母親の多くが働くという意識を持っていて(職探しをしていて)、

にも関わらず、正社員ではなく非正社員を望んでいるという。

中にはもちろん、子どもの預け先の関係で正社員勤務ができない人だっているでしょう。

今はまだ、パートでしか働けないって人もいるでしょう。

でも「正社員で職探しができるけど、あえて正社員を選んでない母親」もいるはずなんですよね。

 

スポンサーリンク

援助なしに母親が働き始められるのは子どもが何歳になってからだろう

今は核家族なんて当たり前ですし、実家が遠方なんて珍しくありません。

子供の保育環境が整っていない地域だってまだまだありますし、

「子どもを一人で過ごさせる時間」が危険なことだってあります。

そうなると、母親が働ける時間はものすごく限られたものになってしまいますし、

業種によってはそもそも、選択肢にすら入らないってこともあります。

「パパと協力」がすんなりできればいいですけどね、できないことのほうが多いです。(わが家は)

 

そう考えると、自分の思ったように母親が働けるようになるのは、

いったい何年後になるんだろうと思うんです。

私の場合は子どもは小学生で女の子です。

夜まで子どもだけでお留守番?いやいや、絶対ダメ。

旦那さんと交代で早帰り?いやいや、旦那さんクビになっちゃう。

なりふりかまわず働けてた独身時代のように、妊娠前のように働けるのは、

子どもが高校生くらいになってからなのかもしれない。

下の子の年齢で言うと、あと15年ほど先の話。

その頃の私に、「正社員でガッツリ働いたるで!」という気力は残っているんだろうか。

 

ふと考えて。

もしそのとき、お金に困っていなかったら。教育費が足りていたら。

「もうそんな年じゃないから、パートでいいよ」って思うんですよ。きっと私。

 

だからこそ「今」動かないといけないのかもしれない

『老いると片付けができない』という話をよく聞きます。

食事を作るのが面倒とかね、うちの母なんかはよく言うんですよ。

それって誰にでも当てはまることで、私にしたって若い頃よりも面倒だと思うことが増えてきてます。

(´・ω・)「毎日髪の毛、朝コテで巻いてたのになぁ」

(´・ω・)「お風呂でいっつも、顔のマッサージしてたのになぁ」

あの頃よりも時間がないってのも原因ですが、確実に面倒くさがりになってる。

 

だからこそ、正社員での職探しを考えるなら、考えたその時から動かなきゃなのかもです。

もちろん、15年先のほうが子どもの手が離れている分、時間の制約はないはず。

自分の時間をありったけ使って、思ったように仕事ができるはず。

でもその時に、その気力が残っているかなんて分からないんですよね。

髪をコテで巻かなくなったみたいに、仕事を始めることを面倒だと感じているかもしれない。

だったら今、条件は悪くなったとしても職探しをすることに意味はあるんじゃないかと。

少なくとも、働くことに意識が向いているだけでも価値はあるんじゃないかと。

幸い、今はマザーズハローワークのようにママ向けの機関もありますし、

派遣会社でもママ支援を多く行っているところもあります。

≫≫マザーズハローワークに行ってみた!動かないと見つからないものがある。子持ち主婦に大切なもの

 

会社も変わるのかもしれない。母親が働き方を選べるようになるといい

日経新聞の記事では

正社員の獲得競争が激しくなり、企業は賃金水準を高めざるを得なくなっている

人を呼ぶための手段として「賃金」は非常に魅力的ですが、

『女性活躍』の当事者である主婦の私たちは「賃金」よりも「働き方を選べる」ことのほうに重きを置きます。

それは以前にあった資生堂ショックのような感じと似てるのかも。

≫≫私が走ったのはマミートラック。ワーママの働きやすさを選べる時代になればいいと思う

 

「母親を雇うのであれば、短時間勤務にしなければ」から

その人の事情によって働き方を選べる会社に。

「子どもがいるからって、ほかの社員と同じに働かないと!」から

その人に合った働き方を提示してくれる会社に。

 

賃金を高めることには限界があって、ゆくゆくは「働きやすさ」を考える時代になるはず

これは転勤とかにも同じことが言えるはずで、

その人の家庭事情に合わせて選べる時代になるんじゃないかと思うんですよ。

「ワークライフバランス」や「男性の育児参加」なんかが叫ばれて久しいですが、

労働者の都合と会社の思惑を、すりよせていけるのが一番望ましい。

そしてこういう「求人が求職を上回る」という事態は、

そのきっかけになりうるんじゃないかと思うんですよね。

だから「今」なんじゃないかと。

「できれば正社員だよね」と思ってた主婦が、正規雇用を目指すのは「今」なんじゃないかと。

思ったりするんです。

 

主婦は正社員への道を諦めてはいけない。「今」がそのときかもしれない

主婦には、働くことに対する言い訳がたくさん用意されています。

「子どもが~」

「旦那が~」

「転勤が~」

どうしようもないこともありますが、自分の気持ち次第なこともあります。

本音の部分は「面倒」「その気にならない」そんなとこじゃないでしょうか。

その気にさえなれば、もしかしたら求めているものは見つかるかもなのに。

今の生活が変化することに、ちょっと怖さを感じているのかもしれません。

いや、全部「私は」ですけども。

 

正社員のメリットは、正社員を辞めた今だからこそ分かるけど、たくさんあります。

≫≫正社員の安定した固定給は捨てがたい。主婦もできるなら正規採用を狙うべきな理由

もしいきなり正社員で職探しをするのに抵抗があるなら、パートから初めてもいいと思います。

正社員へつながるパートだって、きっと数多くあるはず。

「諦めると試合終了だよ」と安西先生が言っていたように、

諦めると「仕事をしている自分」はいなくなってしまいます。

ぜひ今やらなかったことを後悔しないよう、求人倍率が高くなっている今にできることをしてみてください。

≫≫主婦が正社員として再就職するには?事前準備と利用したいサイトまとめ

≫≫主婦向け派遣会社のおすすめ一覧

≫≫主婦のパート探し、決まらない!と思う前に使っておきたい求人サイト一覧

 

 - 主婦の働き方, 正社員