わが子は保育園が合わない子。体験談と本当の理由は?自分の仕事の価値を知った
2017/09/21
フルタイムで働きたい未就学児ママはたいていの場合、
子どもの預け先として保育園を選ぶんじゃないかなと思います。
私も第一子出産後は生後10ヶ月弱のときに、保育園に入園させました。
で、ちょうど第二子を妊娠したタイミング(第一子3歳)で退職と同時に退園しました。
第二子の妊娠と旦那さんの転勤が重なったってのもありますが、
うちの子は保育園が合わなかったんですよね。
でもきっとそれだけではなく、ちょっとばかしグチャグチャした胸の内を、
うまくまとめられるかは分からないけど、書いてみようかなと。
そんなチラシ裏。
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目次
わが子は保育園に合わなかった。でもそれだけが退園理由ではなかった
えっとですね。
前提として、当時の私の環境や子どもの状態をお伝えいたしますと。
・私の働き方は思っていたものとは少し違った。
≫≫私が走ったのはマミートラック。ワーママの働きやすさを選べる時代になればいいと思う
・両親は遠方だがそれなりに助けてくれた。
≫≫子持ち正社員が病児保育は使わずに働けた理由は?恵まれた環境に感謝
・旦那さんの助けは見込めなかった。
≫≫仕事復帰後の家事育児の分担は?旦那さんの協力は必須!うまく協力してもらうには
・保育園に朝7時から夕方18時まで預けていた。
やりがいを感じている仕事だったけど、そのやりがいを全て取られたような働き方。
私は営業だったんですが、ノルマをもたせてもらえなくなったんですよね。
「契約までは私の仕事、契約するのは後輩の仕事」
契約にこぎつけたのは私なのに、担当者の印鑑を押すのは後輩です。
良く言えば、後輩の育成。
悪くいうと、「いてもいなくてもいい存在」
だけど、子どもの熱で休むときは一言チクッと言わせてもらうぜ?と。
旦那さんの助けを求めることはなかなかできないし。
子どもはといえば、朝は保育園に一番乗り、お迎えは最後に1人、ポツンと待ってる。
保育園内の全ての電気が切られて、園長先生と手を繋いで門の外で待っていたこともありました。
それでも、そんな思いをしても、職場で言われることは
「時短を使ってるあなたと一般社員は、同じ評価テーブルには乗せられない」
気を張っている分、そのときに心が乱れてしまうことはなかったけど、
きっと当時、私辛かったんですよね。
今だったら、もっとうまくやれそうな気がするけど。
でもそのときは、状況を改善するほどの機転も知恵もなかった。
そういう意味では、正社員を辞めてしまったことを後悔することもあります。
あのとき、こういうふうに言ってみたら良かったのになぁと。
≫≫正社員を辞めて専業主婦、私は退職を後悔しているか?今になって思う働き方について
体調は悪くないはず。なのに不調を訴える子ども
ちょうどそんな、「モヤモヤ」が溜まってきていた時期。
学年が変わって少しした頃だったように思います。
子どもが朝に不調を訴えるようになりました。
初めは「腰が痛い」だったかな。それはもう、すごい痛がり方で。
第一子ということもあり、私もアタフタして職場に連絡。
大きな総合病院に連れて行って、いくつかの科をまわり、精密検査をしてもらいました。
結果、異常なし。
医師いわく(´・ω・`)「その痛みが本当なら、ストレスかもしれないですね」
次はお腹。
このときは、休む連絡をして保育園に行かないことがわかると、すぐに治りました。
なんだ?寂しいのか?
でも、保育園にはお友達もいるはずだし、「行きたくない」とは言わない。
無理をさせているのかもしれない。
私の精神状態に同調しているのかもしれない。
そんなことを思っていたとき、じんましんが始まりました。
これがですね、もうすっごいの。もういきなり、真っ赤になるの。
朝、出発する時間になるとブワーッと全身に出るんですよ。
凹凸があるじんましんではなくて、赤い斑点がいっぱい出るタイプのやつ。
んで、昼過ぎになるとスーッと引いていくんですね。もう何もなかったみたいにスーッと。
子どもの負担と私の負担。「保育園合わない」は私の意思かもしれない
アレルギー検査もしてもらいましたが、「精神的なものだろう」という
あまり喜ばしくない結果に落ち着きました。
「退職どきかもな」
3ヶ月後に仕事を辞めて、保育園も退園させました。
なんで保育園やめたの?と聞かれると「合わなかったみたい」と答える。
でも本当は、私が仕事に対する気持ちが弱まっていたんだと思います。
自分の子どもへの負担と、自分の仕事への気持ち。
明らかにつりあいが取れなくなってきていて、
このまま「がんばって仕事を続ける」ということへの意義を見失ってしまってました。
もちろん、先生や友だちとの関係で「保育園が合わない」って子もいると思う。
でもうちの場合はそうではなくて、
「保育園が合わない」を、私が決定打にしたかっただけなのかもと思う。
本当は、楽しみながら通わせてあげられてたかもしれないけど。
本人もきっと、そうしたかったんだと思うけど。
私の気持ちが続かなかったよ。ごめんよ我が子。
保育園の合う合わないは働き方を考えるきっかけなのかもしれない
預ける経済的、心理的コストが大きければ大きいほど、
「そうまでしてやる意味がある仕事かどうか」が頭をもたげ、
常に「この時間があったら子どもになにをしてあげられるか」を意識するようになっただけ
引用:『働くママと子どもの「ほどよい距離」のとり方』中野円佳
この言葉を読んだとき、ストンと胸に落ちるものがありました。
私の場合は「心理的コスト」
「そうまでしてやる意味がある仕事かどうか」に私はNOと言って
「この時間に子どもにしてあげられること」が自分の仕事の価値を上回りました。
きっと働く母親は常に、こういう疑問を抱えながら職場に向かってるんだろうな。
そして子どもの変調を感じて「保育園との相性」を考えたりするんだろう。
私は働きたい。でも、求める働き方が違った。
自分の子供が「保育園に合わないかも」と思ったとき、
最終的にたどりついたのは、こういう「働き方の違い」でした。
だから今の働き方は、私に合ってるような気がする。もちろん子どもにも。
「保育園が合わない」
そう思ったとき、すぐに他の園を探す選択ができるなら、
きっと自分の仕事の価値が高いのだと思います。
それはとても幸せなことで、そんなママを見てる子もきっと幸せなはず。
「保育園が合わない」
そう思ったときに、退職が頭をよぎるのであれば、
それは自分の仕事への意味が分からなくなっているのかもです。
求める働き方は何なのか?考えるきっかけになるのかもしれません。