派遣会社への登録~働き始めるまでの体験記
2018/01/04
私が派遣登録をして派遣社員として働き始めたのは、20代の頃です。
けっこう昔のことですし、なにしろ資格もスキルも何もない状態だったので
参考になるかどうかはちょっと微妙なんですが、私が派遣登録をしてから働き始めるまでの体験記です。
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目次
私の派遣体験記。また同じ状況になっても私は派遣を選ぶ
私の職歴の「派遣社員終了まで」はこんな感じです。
・新卒で入社
・ブラック企業だったので半年足らずで退社
・半年間、フリーター生活
・派遣登録をして紹介予定派遣によって派遣社員になる
・半年後に正社員になる
箇条書きにすると薄いですが、もちろん私なりの葛藤やら挫折やらが行間にあるわけですね。
うむ、派遣会社に到達するまでも紆余曲折がありましたし。
私と同じ状況って方はほとんどいないとは思いますが、私が体験した派遣のこと。
できるだけ詳しく書いてみようかなと思います。
私はなぜ「派遣会社」にたどり着いたか?答えは「仕事がなかったから」
新卒で入った会社を半年足らずで退職した後。
よくありがちな話ですが、「人生オワタ」感がものすごくてですね。
当時は今よりももっと、新卒主義みたいのが強かったようにも思うんですよね。
一番、いい時期を逃してしまったっていう。
(´・ω・`)「私、これから働けるとこなんてないよね…」
(´・ω・`)「だって、せっかくの新卒入社の会社、半年もたなかったし…」
今思うと「若いくせに何言ってんだ?」って感じですが、その頃はもう詰んだ感じがしてまして、
そのせいか、退職後半年弱フリーター生活をしていました。
一人暮らしだった社宅を引き渡して、姉のところに身を寄せるっていう微妙なやつ。
んで、だんだんと落ち着いてきてから、職を探そうと奔走します。
職を探す。セミナーに出る。仕事はない。
独身だったので、探しているのは正社員一択。
ハローワークにも何度も行きましたし、就職セミナーにもけっこう行った。
同じ時期にブラックな会社を辞めた同期の子は、すでに仕事を見つけてる。
焦る気持ちとは裏腹に、ネット応募の段階で「ご縁が…」と言われること多数。
就活のときに慣れているはずなんですが、状況が状況だけによくヘコミました。
仕事がない!
そのときはそう思ったんですが、今思ってみると「ピンとくる仕事がない」が正しいですね。
焦る気持ちはあるけど、その一方でまだ欲もありました。
相談員の人にも話を聞きに行きましたが、そもそものウリにできるほどのスキルがないですしね。
満足な情報は得られませんでした。
紹介予定派遣を選ぶ。当時は新しい働き方だった
派遣会社について、好意的な感情を持っていなかった私。
きっかけになったのは「紹介予定派遣ってのがあるらしいよ」という母親の言葉。
きっと母も、私の仕事をものすごく気にしていたはずで、調べたのかもです。
自分に対する自信もなかったし、派遣ならもしかしてっていう気持ちもありつつ、派遣という方法をチョイス。
派遣会社への登録。そしてコーディネーターさんとの話し合い
私が登録した派遣会社は3社。
・ほとんど音沙汰のなかった派遣会社
・企業の書類選考で落ちてしまった派遣会社
・紹介予定派遣で働くことができた派遣会社
どれも、登録したのは同時期です。
で、レスポンスが一番早くて、仕事の紹介が一番早かったのが実際に働いた派遣会社です。
タイミングや応募者の属性によるところも多いんでしょうけど、私が働いたのはテンプスタッフでした。
派遣会社への登録
実際に仕事の求人を見てから登録することも多いと思いますが、私は先に登録しました。
どっちみち話が聞きたいと思っていたし、自分が応募して採用されるレベルの求人なのかどうかが分からなかったから。
今だったらおそらく、めぼしい求人を見つけてから登録するかなと思います。
多くの場合、派遣会社への登録はネットで完結します。
当時はどうだったかな。面接が終わって正式に登録だったような気がします。
派遣会社の登録会
大々的に行っている時期ではなかったので、登録したときにいたのは私を含め3人でした。
20代っぽいのは私だけで、他の方は主婦層だったように思います。
登録会では、エントリーシートのようなものを用意されましたがネットで入力を済ませているので
そこまで時間がかかるものではなかったように記憶してます。
最初にインターフォンのようなので「登録会参加」の旨を伝えて会社の中に。
「派遣とは」みたいなビデオを見ました。
その後、コーディネーターさんとの話に。
コーディネーターさんとの話と仕事の紹介
集団での登録会が終わると、そのままコーディネーターさんとの面接に。
私がお話したのは、ベテランの女性の方でした。
本来は面接官の立場なので、なんていうかもっと自分を飾って話すべきだったのかもですが、
かなりさらけ出した内容のことを、正直に話してしまいました。
(´・ω・`)「入った会社が、また合わないかもと思うと怖い」
(´・ω・`)「それでも、人と接する仕事がしたい」
若いゆえにこれでも許されたのかもですが、ある程度の年齢になるとダメですよねきっと。
アピールできるような話し方をするべきなのかもしれません。
≫≫主婦が採用されるためには?応募書類や面接はこうやって対策しよう
でも私にとってはコーディネーターさんとの話し合いは、とっても意味のあるものでした。
「ちゃんと話を聞いてくれる」ってことがまず嬉しかったし、
私の不安な部分を「そりゃそうだよね」って言ってくれたのも嬉しかった。
もちろん、営業トークの部分もあるでしょうけど、それにしても。
その場で仕事紹介される
私が登録したタイミングは、ちょうど大規模な求人があるときでした。
もう、ただひたすらにラッキーです。
「条件も当てはまるから、やってみたら?」と言われたのが紹介予定派遣。
その後、産休と育休までとって働いた会社です。
派遣会社の場合は、仕事紹介されてからもくぐり抜ける関門がありまして、
・社内選考
・企業の選考
・企業面接
他に登録していた派遣会社では、企業選考でNGでした。
それぞれにかかる時間は案件によって変わるようですが、私の場合は全部で2週間くらいでした。
企業面接の結果が出るまでが2週間です。けっこう早い。
そこから実際に働き始めるまでがさらに2週間ほど。
登録から考えると、1ヶ月少しで仕事先が見つかりました。
これはたぶん、タイミングが良い例かなと思います。
派遣先企業での勤務までと、働き始めてからのこと
紹介予定派遣ということもあって、正社員入社と同じような扱いをしてもらえました。
もちろん、連絡事項は派遣会社を通してですが、
勤務初日の集合時間とか集合場所とか、着々と決まっていきます。
同じ派遣先で働く人が、同じ会社から何人かいたので、営業担当さんと一緒に派遣先企業に。
派遣なんて初めての体験なので、営業さんがついてきてくれることが頼もしかったです。
ただこれは、案件によって違うのかもですけども。
働き始めてからの派遣会社との関わり方
定期的に営業さんが様子を見に来てくれます。
トラブルがないかとか、求人内容に反したことはないかとか、人間関係とか。
「面談」ということで時間を取ってくれて、話をする機会が何度かありました。
頻度としては2ヶ月に1度くらいでしょうか。
ただこれも人によって差があるようで、不安定な人にはもっと何度も面談をしていたようです。
タイムシートは派遣会社に提出。
急な欠勤のときは、派遣会社と派遣先企業のどちらのも連絡。
このあたりが少し、面倒なところかもしれません。
派遣社員として働いてどうだった?私には向いてる働き方だった
まず、普通に仕事を探していたのではとうてい入れなかった会社で働けたこと。
派遣としてでなければ、私の持ち駒の中では完全にムリです。
そして、実際に働いてから、正社員になるかどうかを決められたところ。
働く上で人間関係ってものすごく重要だと思うんですが、
派遣のいいところは良くも悪くも中間地点にいるってことですよね。
中の状況が自分に合うかどうかを知るまでの間、絶妙な距離感でいられます。
そんで、派遣は時給もいいです。
仕事への条件によって変わるでしょうけど、おそらく私が職探しをするのであれば
派遣という働き方は、必ず候補にあがると思います。
「この人の仕事先を見つけよう」と思っている人が相談にのってくれて、
しかも「私が仕事を見つけると営業さんの手柄になる」という状況です。
これって、働きたい主婦にとってはものすごく有利なことだと思うんですよね。
「私、大丈夫かな?」と思っているならなおさらです。
派遣会社って、入ってみるまでは敷居が高いように思っちゃいますが、
中に入ってみると、それほど入りづらい場所ではありません。
今や、無料eラーニングや主婦向けの特集があるほど、ママ支援に力を入れているとこも多いです。
私がもう一度、仕事探しを始めるなら。
活用するのはまず、派遣会社かなぁなんて思ったりします。