会社員からフリーランスへ。退職理由とメリットは?私と子どもの生活はこう変化した
2018/03/22
「旦那さんがサラリーマンで奥さんがフリーランス」
どっかで、こういう形が子持ち家庭には理想的である的なことが書かれてるのを見ました。
実情がどうかは別として、現在わが家は「旦那サラリーマン 妻フリーランス」という家庭です。
で、私はフリーランスになって生活はどのように変わったのか?
子どもとの距離感はどのように変わったのか?などなどのリアルな気持ちを書いてみようと思います。
会社員をやめてフリーランスとして働きたいってママの参考になればです。
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目次
会社員とフリーランス、子持ちにはどっちがいい?私が選んだ理由
私は第二子妊娠までは会社員、それから在宅ワークを経てフリーランスになりました。
だから「フリーランスになりたいから会社員をやめた」というわけではありません。
退職の理由がフリーランス志望ってことではないのでちょっと違うかもですが。
育休まで取って働いた会社を、なぜ私はやめたのか?
していた仕事は営業職。
入社したときから退社するまで、ずっと営業のお仕事をしていました。
自分には向いていると思っていたしずっと続けていきたいと思っていたからこその、産休と育休。
出産前まではそれこそ、母親になってもバリバリ働くつもりでいたし、出世欲もありました。
24時間保育に預けようかとか、会社の近くに引っ越そうかとか、いろいろ考えてみたり。
子どもが生まれても、今と変わらない情熱を仕事に向けているイメージしかありませんでした。
ところが、出産すると一転。
どうにもこうにも子どもがかわいくて、自分がずっと見ていたいと思うようになります。
出産後で情緒不安定だってのもありますが、夜まで預けられているわが子を想像して涙したり。
こんな小さくて弱いものを、なぜ誰かにまかせて仕事ができるの?と。
出産前は頭にすら浮かんでいなかった、「短時間勤務」の申請をすることになります。
このとき、私の中の天秤は、完全に子どもに傾いてます。
そして職場復帰。
子どもがいて働くということは、私が想像していたキャリアママ像とはまったく違うものでした。
≫≫私が走ったのはマミートラック。ワーママの働きやすさを選べる時代になればいいと思う
補佐しかできない仕事に悶々とするけど、そうでなければ子育てとの両立はできない。
「今までやってきたことは何だったんだろう」
旦那さんの転勤辞令や第二子の妊娠が重なったことも背中を押してたんですが、
子どもを預けてまでするべき仕事ではないと思いました。そして退職。
仕事が嫌なわけではないし、働きたくないわけではない。
私の求める働き方は「子どもを自分で見ながら働く」というもので、それは会社組織では無理でした。
もちろん、「あのときこうしてたら…」みたいな後悔はあります。
≫≫正社員を辞めて専業主婦、私は退職を後悔しているか?今になって思う働き方について
今だったらもっとうまくやれてたかもしれないし、未練の残らない未知もあったのかもしれない。
でも、その後悔の一方で「やめてよかった」と思うこともあるわけですね。
≫≫主婦の私が正社員を辞めて良かったと思うこと。子どもがいる働き方は長所と短所が混在する
子持ちで会社員を続けるならある種の諦めが必要なのかもしれない
雇用形態にもよるでしょうし、実家や旦那さんの手助け具合にもよるでしょうけど。
もしフルタイム会社員として子持ち主婦が働き続けようと思うのであれば、
何かを犠牲にするような、ある種の諦めが必要なんだろうなと思いました。
・仕事の時間や量をセーブする
・子育ての時間を減らしてその分仕事をする
・家事を誰かに頼む
本当ならば自分がやりたいことでも、少しづつ妥協したり諦めたりして、バランスを取る。
すべての100%の力で手をのばすことはできなくて、だから難しい。
そしていつでも、このバランスのとり方で良かったのか?と悩んでしまう。
フリーランスになって私が変わったこと。育児のことと給料のこと
会社員からフリーランスの間に在宅ワーカーを挟んでいるので、ガッツリとフリーランスになったのはここ数年の話です。
さて、じゃあ私はフリーランスになって何が変わったのか?
子どもにかける時間は猛烈に増えた
私の場合は、必ず仕事をしないといけない時間というのがありません。
基本的には、子どもがいない時間は仕事時間。ときにグウタラもする。
逆に、子どもがいる時間にはほとんど仕事をしていません。
だから子ども的には「ママってお仕事してないよね?」「仕事したら?」
会社員時代に比べると、猛烈に子どもと過ごす時間が増えました。もうガッツリ。
子どもの行事にはすべて参加できるし、習い事の送迎も私が全部する。
勉強をつきっきりで教える時間もあるし、ピアノの練習に付き合うこともある。
自分の時間も増えた。習い事もできる
子どもにかける時間が増えたのに伴い、自分の時間も増えました。
仕事の進捗状況によっては、自分の習い事だってできます。独身のときもしてなかったのに。
給料の不安定さは否めない。常に不安である
給料については、常に不安定です。波もあるし、不安です。
いつ収入が大きく下がってもおかしくないし、「そうなったらどうしよう」と焦る気持ちも大きいです。
この点を考えると、会社員時代のあの安定さったらないですよね。
きちんと働けば、それに応じた一定金額を毎月もらえるってのは、ことのほかありがたかったんだと思う。
≫≫正社員の安定した固定給は捨てがたい。主婦もできるなら正規採用を狙うべきな理由
家事については変わりなし。ズボラは変えられない
通勤時間もなくなったわけですし。時間もある程度は自分でコントロールできるわけですし。
さぞセンス良く部屋をキレイにできるんだろうなぁと、私自身も思ってました。
が、甘かった!自分のズボラさを甘く見てた!
フリーランスのデメリット。会社員時代よりも嫌なこと
フリーランスのデメリット…と言えるほど経歴が長いわけじゃないので、偉そうには言えないけど。
「フリーランスなりたて」で「ズボラ主婦」の私が思うのは
・税金関係が鬼のように面倒くさい
・「仕事してない」扱いになる
フリーランスの税金
会社員時代は税金関係は何もしなかったんですが、フリーランスになるとすべて自分でやらなきゃです。
経費の計算をして、収入を集計して確定申告。
税金がドバっと後からくるんですけどね、一度もらったものを支払うのってなんかツライ。
経費入力のために領収書やレシートを保管しておくっていう、ただそれだけのことなのに、
ズボラな私としてはものすごく面倒だし、よくなくして確定申告のときに困るっていう。
仕事をしてないヒマ人さんになってる
これはですね、主に旦那さんへの愚痴です。
私は家族がいるときにはあまり仕事をしないようにしてるんですね。土日はあまりしない。
だから旦那さんのイメージは、「俺の妻は仕事してない」なんですよね。
子どもが学校に行って仕事を始めて、帰ってきてからお世話して寝かせて、一息ついて仕事しよう!ってときに旦那帰宅。
ところが旦那さん、なにもしないわけですね。
食器も運ばないし、脱いだ靴下を洗濯場にも持っていかない。
いわく「俺は仕事帰りで疲れてるから」と。
私も仕事をしているし、なによりも今、まさに今仕事を始めようというところなんですが?
「家」というリラックスできる場所で仕事しているだけに、仕事している感はないようで。
しばしばケンカになる。
いきなり退職する必要はない。じっくりと見定めるといいと思う
フリーランスは、子どもがいる女性にとっては都合の良い働き方だと思います。
時間の調節ができるし、子どもの環境は変えないでいいし。
私は退職が先にあって、そこからフリーランスになりましたが、今会社で働いている方。
いきなり退職する必要はないかなと思うんですよね。
「やりたいことがある」だからこそのフリーランスだと思いますが、リスクもやっぱりあります。
1人で仕事をしているのが辛くなるときもあるし、不安定さに焦ることも多い。
ママ起業とかもそうですが、会社勤めをしながらできることもあるかなと思います。
私がもう年をとってるから思うのかな。「失敗はできるだけしたくない」と思ってるからかな。
私は今、「旦那さんの給料」という後ろ盾があるから、好き勝手ができます。
最悪、旦那さんのお給料でご飯が食べられるし、子どもが育てられるから。
背水の陣的な覚悟はできないけど、好き勝手にはできる。収入があるってそういうことかなって思う。
フリーランスは職業の一つだし、働く道の一つにしかすぎません。
じっくりと考えつつ、求める働き方を見つけられたらって思います。