ママキック

働きたいブランク専業主婦、ワーママ、仕事をしているママのための情報ブログ

共働き家庭の小学生の勉強はどうやる?短時間でも子どもの学習能力をあげるには

   

共働き家庭にとって、子どもの年齢って働き方を左右する大きな要素の一つです。

・お留守番できる年齢かどうか

・一人で食事などの最低限のことができるかどうか

それは小学生になればある程度は解決していく問題ではあるものの、「大きくなるにしたがってリアルになっていく問題」というのもあるわけで。

それが、子どもの勉強のことだと思うんですね。

共働きの子どもの勉強って、どうやって見ていけばいいのか、学力向上にはどのように向き合えばいいのかって話です。

スポンサーリンク

 

共働き家庭の子どもの勉強はどうしてる?学力を伸ばしていくために親ができることは

フルタイムの方はよっぽど時間がないと思いますが、パート勤務だったとしてもやっぱり、専業主婦よりは明らかに「子どもに費やせる時間」って少なくなると思うんですね。

週2や週3で短時間っていうのなら、まだ余裕は残っているかもしれないですが、子どもが小学生になると勤務時間を増やすママも多いですしね。

主婦の場合は、「家に帰ったら仕事が終わり!」ではなく、家では家の仕事が残されているわけです。

「急いで夕飯の準備しなきゃ!買い物に行かなきゃ!」

「朝に使ったお茶碗、まだ洗ってない!」

子どもからはお腹すいたコール、でもまだなにもできてない!

仕事中のほうが慌ただしくなくて、自宅に帰ってからの方が忙しいってのはよくある話です。

 

さてそんな中、親がいない時間や見ていない時間、自分で勉強できる子ならいいと思うんですね。

宿題を終えて、苦手なところの復習をしたり、テスト勉強をしたり。

でもそういう子ってかなり稀な存在。

多くの子は「やりなさい!」という存在がいなければやりたくないでしょうし、宿題以外の勉強をすすんでやりたいなんて思わないはず。

学習面でつまづきやすいと言われている、4年生や5年生。

子どもと向き合う時間が思うようにとれない共働き家庭では、どのように学習能力をあげていったらいいんでしょうか。

 

働くママが子どもの勉強のためにしてあげたいこと

思うにですね。

母親が「勉強させなきゃ!」と思って市販の問題集を買ってきて「これやりなさい」では、子どものテンションは上がらないと思うんですね。

やれと言われて、親の介入なしで素直にできる子はほぼいないんじゃないかと思います。

それよりも、「今まで何も言ってこなかったのに、いきなりなんなんだよ」っていう反発の方が大きいんじゃないか。

小学生は、まだまだ子どもではあるものの、徐々に自我が芽生え始める時期でもあります。

「親が言うことが全て」ではなくちょっとずつ、世界が広がっていっている時期かなと思います。

 

だから、「勉強をさせる」という側面だけを見るのではなく「何が苦手でそれはなぜ苦手なのか?」とか「苦手なものに対してどうしたいと思っているか?」とか。

そういう部分を、少しずつでも読み取っていかなきゃなんじゃないかと思います。

 

うちの子はですね、与えられた勉強はコツコツとやっていくタイプなんですね。

わりと扱いやすいというか、真面目な優等生タイプというか。

だから、子どもが勉強している間は、私は背中を向けてパソコンを触ることも多かったんです。(私は自宅勤務のため)

でもある日。

パソコンを使わない仕事をしようと思って、子どもの隣の席に座って一緒にし始めました。

すると「ママ、実はここ分からないんだよね…」「意味わからない…」

今までは一度も私に聞いてきたことなんてなくて、全部自己解決してると思ってたんですがそうではなくて。

分からないところを置き去りにして、とりあえず先に進めてたっていう状態でした。

 

この部分では私、

・「教えてあげるから!」とがっついて言わなかったこと

・隣に座って、話しかけやすい雰囲気だったこと

これが「わからないんだ…」と言いやすくなった理由なのかなと思いました。

普通だったら絶対「分からない」なんて言わない子なのでね、溜めてる言葉もあるんだと。

 

子どもの話を聞くこと

どんなに疲れていても、家事がてんこ盛りになっていても、仕事でトラブルがあっても、必ず子どもの話を聞くこと。

これは、母親と子供の良い関係作りにもつながりますし、勉強面でも糸口を見つけることができます。

「学校で今日はなにしたの?」

話をしたくない子もいるでしょうから無理に聞く必要はないですが、授業中にあったことや嫌だったこと、嬉しかったことから、苦手なものや嫌いなものを見つけることができます。

 

母親としてのアンテナの感度を良くしておく

最近、『子どもはなぜ「跳び箱」を跳ばなければならないのか?』という本を読みまして、その中の一節。

(共働き家庭では)母親としてのアンテナの感度を良くしておくこと。

一緒にいる時間が短い分、ちょっとした表情や仕草にも注意し、わが子が今何に興味を持っているのか、どんなことを考えているのか、敏感に感じ取って欲しいのです。

引用:『子どもはなぜ「跳び箱」を跳ばなければならないのか?』大岡史直著

この本は主に、年長児から小学低学年に向けての本なんですが、

・何かにつけて時間を気にしたり、時計をチラチラ見ているのなら、時計や時間に興味があるのかもしれない。

・手紙を何度も見返したり、ペンや鉛筆を持つことが増えたら、文字に興味を持っているのかもしれない。

同じように、高学年でも「子どもの興味」を見つけることができるかもしれません。

 

子どもって「やりたいこと」「興味のあること」に対しての吸収力ってすさまじいです。

そんで、子どもが喜々としてしていることを深めて、子どものためにならないことってないんじゃないかって思うんですよね。

もしその興味の方向が「もったいない」「親の志向にそぐなわなすぎる」と感じるのなら、ちょっとだけ方向転換させてもいいのかもですしね。

ゲームをしすぎて困るのであれば、プログラミングのほうに仕向けてもいいかもですし。

漫画を読みすぎて困るのであれば、漫画が原作の小説を渡して活字慣れさせていくといいのかも。

 

ちなみに私、中学生の頃は本ばっかり読んでたんですね。

とくに好きな作家がいて、繰り返し読んで学校以外の勉強は何もしませんでした。

でもその作家の本は全部読んだし、中には暗記してるくらいのものもありました。

でですね、高校受験の時に、国語の試験でその作家の読み取り問題が出てきたんですよ。

タイトル名などは記載されてなかったけど、「あの人のあの本」ってわかる。

内容が全部わかるし、「あの人だったらこうだよな」っていう心理描写もよくわかる。

もちろん受かったし、たぶん国語のあの読み取り問題は満点だったんじゃないかと思ってる。

 

子どもに勉強をさせていくための「考え方」として非常に参考になることが多い本なので、興味のある方はぜひです。

(※本自体は園児の親向けです)

 

 

働くママ家庭のわが家がやっている小学生の子どもの勉強方法

以下は、わが家がやっている小学生の子供の勉強方法です。

私は在宅勤務なので、外で働いている方よりは時間があります。

ですが最近は子供の部活も始まって、帰宅するのは18時すぎっていうありさま。

21時には寝かせたいので、時間はカツカツ。効率的に動いていかなきゃっていう。

さて、そんな我が家の子どもがやっている勉強方法。

できない日ももちろんありますが、一応、うちの子の成績は上の中、もしくは上の上の下くらいです。

 

子どもに与えている教材

中学受験も考えているってこともあり、与えている教材は多めかも。

・通信教材

・市販の問題集(発展系のちょっと難易度高めのやつ)

・市販の問題集(息抜きになるパズル的な。地頭系)

これに加えて、学校からの宿題です。

 

全てを毎日するっていうわけではなく、タスクはゆるっと決めています。

優先順位としては、まず学校の宿題。そのあとに通信教材。

ここまでに関しては、毎日していますが所要時間は30分くらいでしょうか。

通信教材は1ヶ月分ですが、毎日していると月半ばには終わっちゃうんですね。

それが終わると、市販の問題集に入ります。

 

子どもの集中力の見極めが必要かも

前述した「母親としてのアンテナ感度」にも関係してくると思うんですが、子どもの集中力が続く時間ってマチマチなんですよね。

10分が限界の子もいれば、20分持つ子もいて。

個人差が大きいんでしょうけど、うちの子に関しては、ギューッと考える場合は15分が限界です。

惰性でできるようなものならもう少しもつんでしょうけど、難しい問題は無理。

 

時間が有り余っているわけではないので、「やる気のない時間」がもったいなくてですね。

たぶん、頭の中にも入ってきてないだろうなって思うし。

そんなときには、

市販の問題集2問(15分くらいで終わると見積もって)→パズル(5分くらい)→市販の問題集1問(5分くらい)

こんな感じで、「集中力がなくなる前に違うことをさせてみる」というのが効果的でした。

こちらの方法、東大ママの佐藤さんが著書でおすすめされてました。

 

「ずっと寄り添う」は難しいので「ながら家事」

本当は子どものそばにずっと付いてあげてたらいいんでしょうけど、寝る時間も気になるしご飯も作らなきゃ。

だから子どもが、「だいたいこのくらいで終わるな」って時間にあわせて家事をします。

問題集の1問だったら、お米を研いで炊飯器セットし終わるくらいの時間かな、とか。

それが終わるたびに、子どもの様子を見に行きます。

わが家はリビングで勉強することが多いので、視線を変えるだけで子供の様子が見られるので便利。

 

まとめ

小学生のうちの勉強は、「勉強をする」という時間だけよりも「どんな考え方が苦手なのか」「どんなことに興味を持っているのか」

こういうことを親が把握することのほうが重要なんじゃないかと思います。

「分数が苦手」って言っても、割り算が苦手なのか分数の仕組みが理解できないのか、それによって教え方も違うでしょうしね。

まずは子どもの様子を、短時間でもじっくりと見てみることからなのかもです。

 

 - 仕事をするための準備, 環境づくり