働くママの入学準備、子どもの勉強はどこまでさせるべき?最低限しておきたいこと
共働きをしていると、子どもにかける時間はどうしても少なくなりがちです。
中にはもちろん、専業主婦の方と同じくらいの時間と手間をかけている方もいるでしょうけど、少なくとも私には不可能です。
衣食住の最低限のことを優先していくと、プラスアルファの時間なんてほとんどとれない。
じゃあ、子どもの就寝時間を遅くするか?っていうと、それは違うような気がしますしね。
さて、共働きの壁と言われる小学校入学。
勉強面において、入学準備として最低限しておくことってあるんでしょうか。
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目次
小学校入学準備に学習面でさせておくべきことは?共働きだからこそ考えておきたいこと
今までの園の規模にもよりますが、小学校に入学すると先生一人当たりの児童数がグッと増えます。
勉強がメインになるので、今までほど生活や友達関係に目を配ってくれることも減ります。
んでですね、あくまでも「傾向」というだけですが、保育園から来た子と幼稚園から来た子っていうのは、やっぱり違うんですよね。
保育園:働いているママの子
幼稚園:専業主婦のママの子
この図式は必ずしも当てはまるわけではないけど、幼稚園の子の親は比較的時間がとりやすい。
加えて、幼稚園のほうが各種の習い事的なプログラムが組まれていることも多いですしね。
小学1年の段階で「できること」を比較すると、幼稚園あがりの子のほうが多い傾向があります。
もちろん個人差もあるし、スタート地点が違っても3年生くらいになればトントンになるので、気にすることもないっちゃあないんですけど。
でも、ただでさえ環境が変わり、親としても働きづらくなる小1。
できることなら、つまづかずスムーズに学校生活を送れたらそれが一番理想なわけですね。
他の子よりも優秀である必要はないけど、困らないように。
嫌な思いをしないようにっていう、最低限のことをしておきたいところ。
小学校入学前にひらがなの読み書きをしておくと安心
小学校でまず必要なことは
・先生の話をきちんと聞くこと
・授業の45分間、席にじっと座っていられること
・トイレや着替えなどの自分のことを自分でできること
うちの子たちが行っている小学校では、就学前健診のときにこんなふうに言われたんですね。
45分×5時間授業、これをじっと座って話を聞いていられるところからのスタートです。
ここまでができることを前提としまして、勉強面ではどうなのさ?と。
正直、1年生は「基本、何もできない」というところから授業がスタートするので、できないことで困ることってさほどないと思うんですよね。
算数なんて最初は数字すら使わない線つなぎのようなものだったり、丸付けだったりしますしね。
どちらかというと、「自分が思ったことを話す」「人が話していることを理解する」ということが最初の課題になるかなと思います。
そのうえで、「できているとスムーズに授業が受けられる」ということは、ひらがなの読み書き。
特にひらがなを読むことに関しては、
・入学の時点でできている子のほうが多い
・国語の授業でも最初のほうから音読がある場合もある
園でひらがなの読み書きを教えている場合もあるし、うちの子の周りを見ても、入学の段階で読めるようになっている子がほとんどです。
そして、ひらがなを書けること。
基本的には、連絡帳を書いたり自分の名前を書いたりっていうのは、授業でひらがなを教えてもらった後です。
宿題のプリントの名前欄は、習っていないひらがなに関しては親が書いてあげたらいいですしね。
ただ、自分の名前を書くことができるようになっていると、子ども自身が楽なのではないかと思います。
先生も配慮してくれていると思いますが、ふいに授業の中で名前を書く場面が出てきたりもありますしね。
「困らないように」であれば、
・ひらがなを読めること
・自分の名前を書けること
このあたりができるようになっていれば、つつがなく1年生をやっていけるんじゃないかと思います。
小1でもテストはある。日頃のプリントだけは注意して見るべき
学力について、1年生のときが原因でその後の差がひらくっていうことは、そうそうないことだと思います。
でも、親が「この子、勉強でつまづいてるな」って気づくときって、つまづいてからしばらく時間が経過してることが多くないですか?
授業で習ってつまづく→宿題などでも間違える→テストでよい点数をとれない(←ココで気づく)
悪い点数を隠すようになってしまったら、テストでも親は気づけないかもしれないし。
タイムラグが大きくなればなるほど、取り返すのに時間がかかる。
働きながら子どもの勉強を見てっていう生活は、ストレスもたまるししんどいです。
できれば、つまづいたことが分かってすぐに対処しておきたいところ。
小1でつまづきやすいのは、国語と算数。
その中でも算数でつまづきやすいのは以下。
繰り下がりのあるひきざんでのつまずき(88%)が最も多く、
次いで10の合成・分解でのつまずき(80.3%)、繰り上がりのあるたしざん(79.8%)が多く指摘された。
おそらく、1年生の2学期から習い始める分野かと思います。
そのころになるとしっかりと宿題も出るし、テストも本格的なものでないにしても、実施されます。
普段の宿題プリントをきちんと親が目を通し、間違っている部分に関しては見直しをすること。
できれば、翌日か翌々日かくらいにもう一度その問題を解かせてみること。
忘却曲線では、「1日で66%忘れる」というので少し日にちをあけてやらせるようにしていると、本格的につまづくことを阻止できるのではないかと思います。
面倒なように思いますが、高学年になってからのつまづきってものすごく時間がかかるんですよ。
低学年のうちだけでもしっかりやっておけば、効果は高いんじゃないかなと。
わが家がやっている間違いノート
テストもプリントも、100点のものってあまり意味があるとは思えないんですよね。
全部理解できてるってことだし、そこから学ぶものはもうないかなっていう。
一番良いのは、7~8割くらい得点をとれているもので、そういうものに関してはわが家、間違いノートを作ってます。
きちんとやっている時間はないので、そのプリントの問題だけを切り取ってノートに貼り付けるだけ。
一番良いのは、コピーをして原本はとっておくっていうのだろうけど、1年の問題だしね。
答えがなくても、まぁ解答は分かるよねっていうことで。
単純な計算問題であれば、私がノートに書き写します。
どっちにしても、作成時間は5分くらい。
溜めるとしんどいので、できるだけ1週間ごとには作るようにしてます。
まとめ
こんなことを言っちゃうと本当はダメなんだろうけど、子どもが小さいころから勉強関係に時間をかけていたくありません。
どうせ高学年になると難しくなるし、家でのケアも必要になってくるし。
それまではスムーズにいけばいいなって思っちゃうんですよね。
そのためには、今のうちから少しずつ手間をかけておくことかなと思ったりしてる。