趣味を仕事に!主婦が自宅教室の資格を通信講座でとるなら注意しておきたいこと
数年前から、主婦が自宅教室をひらくっていうのが増えてきました。
出産を機に勤めていた仕事をやめて、子育てしながらあらたに好きなことが見つかってそれを仕事にしたいっていう。
子どもがいるとなかなか独身時代のようには外で働けないし、子育てをしながら好きなことを仕事にしたいと思う気持ち、非常によくわかります。
('ω')「自宅で教室をしてみたいな」
そう思った場合の資格取得についての話です。
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目次
自宅教室のためにママが資格取得!通信でとれるのはメリットもデメリットも
「プチ起業」なんて呼ぶこともありますが、自宅だったり近くの公民館だったり、はたまたお客さんのお家だったり、場所はさまざまですが。
子どもがいても働きやすくて、自由度が高いのが自宅教室をはじめとするプチ起業ではないかと思います。
かくいう私も、子どもがまだ赤ちゃんの時にベビーマッサージの資格を取得しまして、「子どもと一緒でも働ける」というのを目指していました。
まぁ残念ながら、私のプチ起業は発車前に失敗しちゃったというか。
そこらへんの失敗談についてはこちらを参考にしていただいたらと思います。
≫≫主婦が自宅で教室をしてみるとこうなった。私のママ起業失敗の原因と理由
でですね、今回はそういう「教室をひらける状態になってからのアレコレ」ではなくて、教室をひらく前段階のことについてです。
おそらく多くの方は、「○○の教室をひらこう!」っていう○○についての資格を、最初から持っているわけではないと思うんですね。
自宅起業のテーマという題材というか、そういうのって趣味から始まることが多いですしね。
あと、子どもが生まれたからこそ興味を持ったっていうことも多いはず。
('ω')「じゃあ、資格取っておこうか」
('ω')「何もないよりはあったほうがハクがつくしね」
そういう経緯で資格取得に踏み出す方もけっこういるんじゃないかと思います。
私もそのクチです。
でもですよ、子どもはまだ小さいわけです。
通学型の資格スクールは預け先の確保やらなんやらで難しいし、金銭的にも負担が大きくなる。
そういうこともあって、通信講座での資格取得を考える場合もあると思います。
家にいながらにして資格を取得できるのは、小さい子持ちの母親にとってはこのうえないメリットですしね。
でもこれって、利便性のかわりに「教室をひらく」という段階ではとてつもないデメリットもあるわけですね。
ママの自宅起業には技術取得が不可避!資格は名前だけでは意味がない
例えば私が取得した『ベビーマッサージインストラクター』資格を例にあげるならば。
簡単な資格ではあるんですが実は、
・赤ちゃんが触られて嫌がりやすい場所
・○○に効くツボ
・使いやすいオイルやアレルギーとの関連性
テキストベースで知識として学べることもたくさんあるのはあるんですが、じゃあ、指に込める力はどのくらい?とか。
どんな感じで手を動かすのが一番効果的なのか?とか。
そこらへんのことに関しては、対面して教えてもらわないと分からないことって多いんですよね。
んで、自宅教室をひらく場合。
そういう「本を見ても分からない知識」っていうのがものすごく必要になってくるわけです。
お友達相手に単発ボランティアでするならまだいいかもですが、教室としてやっていくなら技術がないとどうしてもやっていくことができなくなるときがきます。
特に、他人の体に関することだと、テキストの知識だけではたちいかなくなる場合がけっこう多いです。
自宅起業のための資格は実技が学べる通信講座を
通信講座で実技っていうのはなかなか難しいかもしれませんが、なかには数時間だけ実技講習をしてくれるような講座もあります。
割高になることが多いので、躊躇してしまうかもですが。
そもそもどんな資格でも、きちんと学ぼうと思ったら時間もお金もかかるもの。
本気で自宅で教室をやっていこうと思っているのであれば、実技を学べるものにしておいたほうが絶対にいいです。
私の場合は、『通信講座+1日実技講習』という講座でした。
通信講座で一通りの勉強をして、そのあとに先生に見てもらいつつ実技を学ぶっていうやつですね。
一般的な通信講座よりは実技を学べる時間が長いとはいえ、それでもやっぱり短い。
何がダメって、技術が身についてないこともさることながら、教室をひらいてもいまいち自分に自信が持ててないっていうことなんですよね。
みっちり実技をしてきたわけではないから、やっぱり不慣れです。
もし通信講座だけだったとしたら、おそらく何もせずに終わってたんじゃないかと思います。
ママが自宅で教室をしたいなら技術習得にこそお金を使うべき
小さい子がいるとお金や時間を使うことに躊躇してしまうし、そもそも自分のことのために預けるのってどうなの?と思ってしまうこともあります。
ですが、もし自宅教室をちゃんと成功させたい!とか長く続けていきたい!とか思うのであれば、技術習得には時間とお金をかけたほうがいいのではないかと思います。
趣味を仕事にできるのはステキなことだし、それができれば理想的だと思います。
が、本当に趣味レベルであれば、教わりたいと思ってくれる人は友達の範囲まで。
お仕事として成り立つためには、友達以外に来てもらわないことには不可能です。
んで、知らない生徒さんを満足させるためには、技術が必要なわけですね。
子どもがいるとどうしても動きにくいですし、急に予定が変わってしまうこともあります。
少し気を長く持って、「どこにお金と時間をさくべきなのか?」をしっかりと考えるべきかなと思います。
資格取得のための通信講座を考えるときはぜひ、技術取得を主軸に考えてみてくださいね。