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共働きの妻の給料は全部貯金?正しい家計管理とわが家の方法

   

毎日バタバタと忙しく過ぎていく共働き家庭。

子どもが小さければ本当に慌ただしく過ぎていくし、大きくなったらなったで習い事の送迎や学校関係で忙しくなることも。

ついつい後回しになりがちな共働き家庭の家計管理、どうやって貯金を増やしてますか?

漠然と言われている「夫婦別会計はダメ」「妻の給料は全部貯金」

何が正しい家計管理で、どうしたら効率的に貯金額を増やせるのか?という件。

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共働きの妻の給料は全部貯金!自分に合った家計管理は?

私自身が出産を経て共働きワーママになるときに、家計管理に関しては良心に口酸っぱく言われたんですよね。

それが、

('ω')「旦那さんの給料だけで暮らせるレベルが分相応の生活よ!」

生活レベルにしてもしかり、住宅ローンをするときにもしかり。

女性はこの先何があって仕事を中断しなきゃいけないか分からないので、旦那さんの給料だけで暮らせる生活レベルにしておきなさいっていう。

 

共働き家庭は、専業主婦家庭よりも世帯年収は多いです。

厚生労働省の調査によると、2017年の世帯年収において

・共働き家庭:年間約730万円

・専業主婦家庭:年間約600万円

妻が正社員かパートかによって異なりますが、平均としては約130万円の差があります。

こうしてみるとどう考えても、共働き家庭のほうが貯蓄額は多くなるはず。

ですが実際の平均貯蓄額を見ると、「共働き家庭」「夫だけ働く専業主婦家庭」それほど大きな差はないんですよね。

これは、高収入でも全員が高貯蓄であるわけではないということなんだと思います。

 

('ω')「世帯収入が高いゆえに、生活レベルも高いのか?」

('ω')「家計管理するほど時間の余裕がないのか?」

いずれも当たっているのかもしれないですが、そういうのの打開策として「妻の給料は全部貯金」「夫の給料だけで暮らす」という方法があるのではないかと思います。

うだうだ考えずに、まるっとそのまま貯蓄に回しちゃおうっていうやつ。

 

ただしこれって、その家庭によって向き不向きがあると思うんですね。

旦那さんの給料と妻の給料のバランスが取れている場合ならそれでも成り立つんですが、そうでない場合。

・旦那:年収1000万 妻:年収100万

・旦那:年収200万 妻:年収200万

こういった場合は、一概に「妻の給料貯金」「夫の給料だけで」とはならないと思います。

大事なのは、世帯収入に対していくらの貯蓄額が適当なのか?

これを割り出したうえで、定期的に貯蓄していくことだと思います。

 

必要な貯金額はいくら?面倒でもまずはそこから

一概に共働き家庭といっても、目的にしているものや優先するものは違います。

各家庭それぞれに、「これのためにお金を貯めたい」っていうものがあると思うんですね。

まずは目的を決めて、そのために必要な貯金額はいくらなのかを逆算していくのが必要

この作業、とっても面倒なんですけどけっこう必要。

 

1から考えていくのは大変なんですが、こういう家計管理の本を参考にするといいかもです。

 

こちらは私が参考にした『正しい家計管理』という本。

「支出より収入を1円でも増やす」ということをテーマに書かれた本で、分かりやすいですが専門的です。

現状把握や必要なお金を貯める考え方など、共働きの方には特に参考になるのではないかと思います。

 

夫と妻の給料は別個にあるわけではなく、同じ世帯なので共有財産です。

その中から必要な貯蓄額や、家族が楽しむためのお金などをねん出していって、無理なくお金を貯められるっていうのが理想の姿。

求める生活スタイルが分かれば、一か月の生活に必要な費用も分かるんですよね。

例えば年間200万円貯めたいと思っていて、 妻の年収が200万円なら、「妻の給料全額貯金」がやりやすい。

ですが年間貯めたい金額が200万円なのに妻の年収が150万円なら、夫の給料からつじつまを合わせる必要があります。

 

自分たちに必要な貯蓄額が分からないうちに、「どちらかの給料全部」っていうあやふやな基準は、意外と続かないしあてにならないって話ですね。

向き不向きがあるっていうのは、このあやふやさが原因になっているのではないかと思います。

 

平均貯蓄率は年収の何割?

平均的に、「これくらいはしておきたい」という貯蓄率は年収の20%前後

1000万円の世帯年収がある方は、年間200万円の貯蓄はしておきたいっていうことですね。

この点から考えても前記の例。

・旦那:年収900万 妻:年収100万

この場合「妻の給料だけ全額貯金」では、平均的な貯蓄率に届いていません。

年収的には、そこまでの無理をせずにもっと貯蓄できそうなものなんですが「どちらかの給料は全部貯金」が安心材料になっちゃっう場合も。

 

逆に、夫と妻の給料が同じくらいの場合は、貯蓄率がかなり高くなります。

それで過不足なく生活できるならいいんですが、もしピリピリしながら暮らしているのなら見直しも必要ですね。

どちらにしても、世帯年収から貯蓄額を割り出すほうがよさそう。

 

わが家の共働きの家計管理方法

私が正社員で働いていた時代、わが家はあんまりきちんとした家計管理ができずに、わりと後悔が残っています。

とりあえず、当時やっていた家計管理方法。

・基本的に、私が仕事をしているからかかる費用は私の給料から支払う。

・妻給料→お小遣い1万円を残しすべて旦那さんの口座にスライド

・旦那さんの口座から、貯金額を貯蓄口座へ、公共料金などの引き落としはすべて旦那口座から

・生活費は一か月分一括して引き出し妻が持っておく

・旦那さんは自分のお小遣い分だけ引き出す

・後は旦那さんの口座は触らず、基本放置

何度も銀行に行く手間が嫌だったので、生活費もお小遣いも一気に引き出してあとは放置というスタイル。

本当は、特別費を異なる口座に入れてっていうのも必要だったんだと思いますが、そこまで手が回りませんでした。

 

「今財布の中にあるお金で1か月」なので、余計なお金は使わずにすむというメリットはありますが、急な出費に対応しにくいっていうデメリットも。

私と旦那の使っているメイン銀行が同じだったのでまだよかったですが、もう少し手間がかかっていたらグダグダになっていたかも、とも思います。

 

共働き家庭は家計管理を画一的に決めるべからず!まとめ

世帯年収の多い共働き家庭。

どちらかの給料を全部貯金っていうのは、管理しやすく簡単ではあるんですが、半面であやふやになりやすく、どの世帯に合った貯金ができないというデメリットも。

まずは自分の家庭に合った貯金額を知ること、そのために必要な家計管理方法を考えていくことが重要かなと思います。

 

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