家事負担にイライラ不満がたまるなら読みたい『ゼロ家事』
共働き夫婦にとってはもちろん、小さい子がいる方にも、主婦の家事負担は大きいもの。
手間をかけようと思うと際限がないし、きちんとしている人ほど負担が重くなります。
最近は「家事は女性だけがするべきものではない」という風潮になっているものの、いまだ、家事の多くは妻が担っているという現実も。
そんな場合に読んでほしい『ゼロ家事』という本。
「気の持ち方」「ちょっとした工夫」などではなく、ガッツリ家事負担を減らすための道具やサービスを紹介している本です。
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家事の負担を減らしたいなら指南書は『ゼロ家事』から
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『ゼロ家事』は、知的家事プロデューサーの本間朝子さんが書いた、家事量を減らすための本。
今までも例えば、
「こんなふうに片付けると、掃除の手間が減るよ」
「こんなふうに下準備をしていると、調理時間が減らせるよ」
という本はけっこうたくさんあって、そのたびに思うわけですよね。
そもそも、「家事をしやすいようにする家事」ができるのであれば、家事負担を減らしたいなんて思わない。
それすらもできないから、夫との家事負担の割合にイライラするし不満もたまるわけです。
厚生労働省の全国家庭動向調査によると、妻の1日の平均家事時間は平日で約280分。
一方で夫の1日の平均家事時間は、平日で約37分。
特筆すべきは、夫の帰宅時間が17~19時であっても、妻の家事の負担率は8割を超えているという点。
単純に、「家にいる時間が長いから妻が家事をする」という構図ではないことが分かります。
夫の意識改革ももちろん必要。
でもそれには長い時間と労力がかかることは、もはや周知の事実。
であれば、妻側の対策としては、「家事の負担を減らす」ことに注力していくほかないのではないかと思うわけです。
『ゼロ家事』で紹介される最新家電とサービス
「家事を、自分がやらなければいけないと思わない」
これがまず、この本を読むうえでの前提となります。
家事の時間を減らして、子どもとの時間に充てる、趣味の時間に充てる。このほうが精神的にもはるかにいい。
ここが出発点となりまして、この本では、
・AI家電
・家事代行サービス
・掃除便利グッズ
家事量を減らすための道具やサービスが列挙されています。
もちろん費用がかかるものや、一般的に考えると高価な家電なども含まれます。
ですが、ずっと仕事を続けていくことを思えば、そこまでコスパは悪くないんじゃないかと思えるほどの機能!
私も以前に調理家電グッズなども紹介していて、わが家でも活躍してくれています。
≫≫家事育児、仕事の両立を楽にするママの時短便利グッズ!使えるものは全部使って時間の余裕を手に入れよう
『ゼロ家事』で紹介されているのは、これの上位版というか。
さらに手間を省いて、時間を効率的に使うためのものが掲載されてるんですよね。
忙しいと、そういう家電やサービスを選ぶ手間も惜しいじゃないですか。
子どもを寝かしつけながら比較しようと思っていると、そのまま寝落ちしちゃったり。
やっとひと段落してソファに座った瞬間に旦那が帰ってきて、食事の用意をしなきゃだったり。
そういう中で、おそらくは著者が吟味してくれたであろう家電やサービス。
選択肢が絞られた状態で提示してくれているので、その面でも時間短縮に。
『ゼロ家事』で私が気になったもの
すぐに高価な家電っていうのは無理なので、現実的な範囲内でいいなと思ったもの。
・予防掃除グッズ
・献立お助けサービス
・ロボット掃除機
・クックホット
すぐに試せそうだと思ったのは、掃除グッズ。
ドラッグストアに行ったら決まったものしか買わなかったけど、ここまで進化してたのか!と驚き。
今使っているのがなくなったら、ぜひ使ってみたいです。
家事負担にイライラするならまずは苦手なことから
家事の中にもたくさん種類はあって、イライラがつのるポイントってあるんですよね。
向き不向きというか、得手不得手というか。
していて苦にならないことに関しては別にいいけど、嫌な家事の負担がすべてこちらに回ってくると、やっぱりイライラします。
私の場合、調理の下準備とかはいいんですが、皿洗いは嫌。
早い時間に帰宅した旦那が、子どもを寝かしつけている私を横目にスマホゲームばっかして、ふとシンクを見れば汚れた皿が山積み。
これでイライラしないなら、神レベル。
とはいえ、家事代行サービスも便利な家電も、取り入れるには少し勇気がいるんですよね。
見知らぬ人を家に入れることへの抵抗や、高価なものを買うことへの抵抗。
二の足を踏むこともあると思いますが、そんな場合は、もっとも苦手なものを一つだけ改良してみるのはどうでしょうか。
皿洗いが嫌→食洗器
料理作りが嫌→宅配サービスや家事代行
掃除が嫌→最新掃除グッズやロボット掃除機
1つ変えてみれば、弾みがついて他の家事負担も減らしてみようと思えるかもしれません。
逆に、これさえ楽になったら、あとはスムーズにやれると思えるかもしれません。
どちらにしても「今より楽になる」というのは確実な気がするし、それが苦手な家事ならよりいっそう効率的になるのではないでしょうか。
人の手でやるから良いというわけではないことを知る
私は昭和の人間なので、「母親が手間をかけて作ったもの、したこと」へのこだわりはやっぱりあります。
学校に持って行く手さげでも、手作りのほうが既製品よりも愛情があるんじゃないかっていうやつ。
誕生日ケーキでも、手作りのほうがより愛情を子どもに伝えられているのではないかってやつ。
もちろんそういう側面もきっとあって、子どもの中には「あのときママに作ってもらった」っていう記憶も残るんでしょう。
が、しかし。
それも時間の余裕があって、母親の笑顔あってのこと。
どう考えても、「母親の手間<<母親の笑顔」なんですよね。
今でもやはり主婦には、家事を人任せにすることへの罪悪感が拭い去れないこともあります。
でも料理とかならまだしも、掃除なんて母親が掃除機かけようが、ルンバが掃除しようがどっちでもいいです。
作った食事の野菜が、丸ごとなのかカット野菜なのかなんて、分かるわけないですしね。
忙しい主婦にとっては、「手間のかけどころ」は家事ではなく家族に対して。
そう思えば、お金をかけて家事を減らすことへの抵抗って少しはなくなるんじゃないかと思います。
まとめ
買い替える用事がないとなかなか家電屋さんって行かなくて、最新家電にはうとい私。
本を読んで、あまりの進化にビックリでした。
今後の家事のスタンダードは、こんなふうになるのかなと。
私の子どもが大人になるころには、こういう形で家事をしているんだろうと思わされました。
今すぐには無理だけど、次の家電買い替え時期のために予算をとっておこうと思うのでした。