記事作成の文字単価の相場は?クラウドサービスの価格が下がってるの巻
10年近く前になると思うんですが、私、クラウドサービスを利用してwebライターをしていました。
当時は会社を辞めて間もなく、出産も控えていたので新しい仕事を探すこともできず。
家で自分のあいた時間に仕事ができるっていうのは、とても魅力的だったんですよね。
さて、数年ぶりにしっかりと覗いてみたクラウドサービス。
当時に比べて価格が下がっているのは気のせい?
時期的なものなのかもしれませんが、どう考えても割に合わないんじゃないかという案件が増えているように思うんですがどうでしょう。
スポンサーリンク
クラウドサービスの文字単価の相場が下がってない?と思う件
過去、私が使ったことのあるサービスで、今でも利用者数が多いものはクラウドワークスやランサーズなど。
案件数も利用者数も、他のクラウドサービスに比べるとかなり多いかなと思います。
最近の私の収入が落ちてきた(…!)こともあって、再度始めてみようかと覗いてみたサイト。
継続的な仕事案件である『プロジェクト』を見ても、単発の簡単な仕事である『タスク』を見ても、10年前よりは確実に価格が低い!
当時でさえ(自分の実力をさておいて生意気ではあるものの)、「こんな安い価格で私、何書いてるんだろ」と自問自答することもあったほど。
慣れるまでは特に、最低賃金の全国平均を余裕で下回るようなコスパでしかありませんでした。
この文字単価は、経験者が寄り付かないレベルだったので、私でも継続的なお仕事をすぐにもらうことができたんですよね。
しかし今、ランサーズやクラウドワークス、サグーワークスなどを散策する限り、「400文字100円」は優良案件な気がします。
400字以上でも数十円というものもゴロゴロあって、これじゃ、ママの選択肢としての在宅ワークはなかなか厳しいよなと思うのです。
記事作成の文字単価と適正価格
一般的には、優良価格は1文字1円以上、適正価格は1文字0.6~1円、0.5円以下は単価が低いと言われています。

初心者は単価が低いし、ベテランさんや上手な方は高くなります!
利用しているクラウドサービスで今までに仕事をした実績がない場合は、実績作りのために低単価な仕事に手を付けることもあります。
なんせ信頼も信用も分からないネット上のつながりなので、そのサイトで今までにした仕事の実績や評価が、その人の人となりを表す指標になるわけですね。
だから、実績がないうちは低単価でも仕事が取りやすい案件をこなし、実績を積んでいけば文字単価の高い優良価格で、あるいは直接依頼を受けて、というふうに。
おそらくは、こんなふうにして稼ぐ金額をあげていっているのだと思います。
ですがクラウドサービスって、基本的には依頼者側の言い値です。
受注者側は今ある案件の案件の中で「その価格が自分の力量に見合っているかどうか」の判断しかできず、そのため価格も相対的なものなんですよね。
もちろん依頼者としては安く仕上がったほうがいいので、できるだけ安く設定したい。
受注者である私たちは、平均的な価格相場が下がってしまうと、安価な案件でもやらなきゃ仕方ないという状況になります。
「この中ではこのお仕事がまだマシ」という判断基準になっちゃうんですよね。
その「なんだよそれ、困っちゃうじゃねぇかよ」を解決するために、クラウドサービスによっては、適正価格かどうかを判断する機能が付加されました。
継続的な仕事案件の場合、「適正価格」「相場より低いです」という表示がなされるようになったんですね。
こちらとしては、ぱっと見でその仕事の価格が高いか低いか普通なのかが分かるので、非常に便利。
でもですよでも。
いまや「相場より低いです」というものが多くなってきています。
そして、「優良価格」「適正価格」なものの中には、一瞬で怪しいと判断できるほどのうさんくさい案件も多々。
安心できそうなものを選ぼうと思うと、結局は低単価なお仕事を選択してたりするんですよね。
そしてそのような低単価案件に、かなりのベテランだと思われる方々が応募していたりする。
きっと、本来ならこんな低単価な案件をするような方々ではなく、もっと良い仕事をしていたはず。
時期的に良い案件が少なくなっているのか、価格破壊が起こっているのか。
分からないけど、クラウドサービスを使おうと思うと、こういうベテランの人たちと同じ土俵で低単価案件を獲得していかなきゃいけないんだなぁと。
単発のライティングにはさらに低単価案件も
継続案件のほうはまだ、低単価だとはいえまだ全体的に激しく価格が下がっているわけではないかなと思います。
本当にヤバいのは単発ライティング案件だ!
私、数年前に「今、1時間でどれくらい稼げるだろう」と思って、クラウドワークスを使ったんですよね。
この1時間で私がやったのは、800字100円の案件と600字600円の案件。
800字100円の案件のほうは得意分野で、調べ物など何もしなくても、このくらいの文字数ならすぐに書ける!という楽ちん案件。
600字のほうは得意分野ではあったんですが、詳細条件に気を使わなきゃいけないものでした。
当時、「600字600円は猛烈にアツい!」「800字100円はヤバイ!でも書きやすいからいいか」と思ったのを覚えています。
ですが今や、800字100円はザラ。
もしかすると、書きやすい案件で800字100円だと優良案件と言えるかもしれないというほど。
単発案件には適正価格かどうかの判定文字が出ないので、1文字0.1円以下の案件もウジャウジャあります。
相当書くスピードが早い人じゃないと、まとまった金額は稼げないですよね。
でもこういう案件をこなしていかないと、普通の案件ではベテランさんに太刀打ちできないからと、我慢してやっている在宅ワーカーは多いんでしょうきっと。
文字単価の相場、徐々にでも上がっていくといいんですが。
クラウドサービスと価格について思うこと:まとめ
依頼者側の事情もあっての価格低下だと思いますし、受注者としては全体的に下がってきたのなら、下がった中で良い案件を探していかないといけません。
直接、適正価格で依頼されるような方ならいいですが、利用したばかりの場合は特に、低単価の中でもまれながらやっていくしかないです。
もう少ししたら、また単価も適性になっていくのか。このまま持続するのか。
webライターにとっては、今の状態が定着するのはありがたくはないですよね。
ネット上を調べてみると、文字単価は上がったり下がったりしながら推移しています。
一時期は需要過多で文字単価が上がったときもあったみたいですし、そのときの世相にもよるんだろうと思います。
今できることは、低単価でも積み重ねて自分のスキルを磨くことなんでしょうね、きっと。